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Poet,Essayist.人生に感性を

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人生に感性を 

クリエイターのKemuriと申します。 この記事で僕のnoteについて説明いたします。 僕のnoteは、皆さんの文学的な領域に刺激を与えるということを目標にして作品を発表しています。 なぜこのように至ったかと言いますと、noteを拝見していて様々な素晴らしいコンテンツを配信している方がいらっしゃいました。日々、刺激を受ける中で僕が出来るのは、日常の中にある美しい瞬間を捉えた文字作品として皆さんに提供する事だと考えた為です。 ただ、このように申しましても、文学や詩という領

    • 「書き捨てた夏」

      あの夏にはピロウズが流れてた 暑くて湿っぽい夏だった。 校舎の上から見下ろした世界は なんだかとてもちっぽけで 空は馬鹿みたいに広く笑っていた 君が良いと言った曲は実は僕は知らなかった でも、いいよねなんて。 嘘みたいな孤独で 書き捨てていた夏

      • 「となり」

        並んだ影がジャングルジムみたいで 笑った いきなり走り出して 笑い合うとなり あの姿はもう見えない ただ残る道で 陰は夜には見えないでしょう それでもある光の陰

        • 「存在」

          あなたは、いてくれるだけでいい。 あなたの存在の肯定をここに残しておきます。

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        人生に感性を 

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        記事

          「熱帯夜の淵」

          夜風が吹くベランダ 昼間の熱を溜め込んだアパート 街灯の光が遠くに見える こんな夏はいつ以来かな ため息は夜に溶けて 夏の空に登って 吹けば飛ぶようなため息が 砂浜の足音を流していく

          「熱帯夜の淵」

          「The Girl」

          タオルの匂いみたいな夕焼け空に 1人でピアノを弾く 誰に聴かせるわけでもなく 自分と言葉に聞いている 丸いままの月を望んで 気持ちをまっすぐに込めて 1人で歌う歌 今日も世界に届いている

          「The Girl」

          「夜」

          冷たい風が光吹き抜けた 照明に照らされた僕たち 首筋を撫でる君と 蜃気楼に似た体温は 嘘だらけのフロアを抜け出すのに必要 退屈な秘密を 今日だけはどこまでも笑い合おう どうかこの夜にだけは 不揃いな気持ちも愛して

          「夜」

          「!」

          見た瞬間!があった ?は多分なかった 大人になって?は増えて あの薬草を探す冒険はどこ? 気持ちは言葉になっていく ただ言葉になっちゃうのか !を大切にして生きたい ぼくの想いを繋いで

          「!」

          「皐月に出会う」

          皐月に出会うものに期待している 木陰が鳴らす風鈴と夏に出会うみたいに 桜が散った地面に染みる雨水と 新緑の準備を始めた森たち 今や今やと忙しなく働く 私達 皐月に出会うものに期待している それはまるで古典みたいに

          「皐月に出会う」

          「洗濯」

          日差しがふんわりかぶってきた 僕は窓目にもたれていると 猫が少し歩いてきた 呑気なあくびと首を掻いて 縁側に下ろした足によって 太ったお腹をころころさせて 日差しがあたる窓際 洗濯物の匂いが香る昼

          「洗濯」

          「愛は」

          愛は、不思議 愛は、枯葉

          「愛は」

          暑いなと思う時に良い事

          木陰に座って、遊んでいる犬をみること。 車の座席の窓を開けて、風を感じること。 近所の温泉に入りにいって、帰り道に歩いて帰ってくること。夏の日の夕暮れどきには、鈴虫の音が聞こえてとても好き。 縁側に座って、足をプラプラとさせていること。 色を失ってしまった冬服たちをしまって、明るい夏の服を取り出してくること。街中を行く人の中でも青と白色が綺麗に見えるのも好き。 近所の夏祭りに行くこと。屋台の匂いとか、煙草の匂いが混ざって、独特の匂いがする中に、聞こえてくる風鈴の音を聴くとなん

          暑いなと思う時に良い事

          「夢の渚」

          防波堤の上にすわって 風が吹いたとき もっと強くて切ない記憶に 2人で口づけしたね 夢のような今夜 愛しい人よ もう泣くことは減ったのに 渚色の思い出が蘇る

          「夢の渚」

          「潮騒に吹かれて」

          陽炎が照りつける海辺で 1人で泣いていた 晴れ渡る空がやかましくて 笑われてるみたいだったから 渚の星空の下 思わず泣いてしまった 君の面影が夏の夜空に浮かんで 風が僕らを攫っていったから もう戻らない日々 空の上に浮かんでる

          「潮騒に吹かれて」

          「MOON DANCER」

          風が吹けば飛んじゃうよな日々に いつか誰かがを期待してる 今は、そんな余裕ないけど 確かにここにいるあなたを 夜を吹く風に飛ばした思いを 無駄には出来ないな 月が登る今日にどこまで行こうか 口笛吹いて踊ろう

          「MOON DANCER」

          「街灯」

          自分が滲んでしまった夜 街灯の下を歩いてる 不幸を嘆いた見えない夜 流れる言葉より何より自分で分かってる 慰めを期待する街に いつだって笑みを 昔見た映画とは言えないが 出来るだけは諦めたくないな

          「街灯」