息をすること

まえおき:シーシャの話はしないです

なんとなくいきている。
死に損ない続けていると言うべきか。
休みの日は布団のなかか、
ひめのイベントの準備をしていたら終わる。
私ちゃんは生きてるんだろうか。

ひめちゃんは、シーシャを作って、沢山話して、
いろんな人に好かれて息をしている。
その代わりたくさん悩んで葛藤して、
色んな人に嫌われて。
その分成長したり壊れては再生を繰り返す。

壊れて再生するのはひめちゃんだから。
ひめはかみさまで天使だから。
居なくなる訳にはゆかないのです。

私ちゃんは、もう名前を呼ばれることも暫く無く
誰の記憶にも残っていないかもしれない。
クローゼットを開けても私ちゃんの服はない。
存在が不安になったら、画面を開いて
Twitterのスペースをやればひめちゃんになれる。
存在できる。
私ちゃんじゃなくてひめちゃんになる。
そうすれば息を吸って、吐けるから。

きっと皆、そうやって
「私ちゃんと、𓏸𓏸(世界で擬態している姿)」
として生きているんでしょう。
でもそれって生きているって言えるの？
ごめんね、傷つかないでね。
あなたのことはひめちゃんがきちんと
存在を定義してあげるよ。どんな名前であっても。
どの姿でも愛すよ。

昔、名前なんて記号に過ぎない、囚人番号とおなじ。
って言われたことがある。
でもやっぱり、私ちゃんは存在する。
ひめちゃんの悪い所を吸収して、縮みゆく。
ひめちゃんのかなしみを受け取って、消化する。

ある時、あまりにも、あまりにも
大きな悲しみの中で
私は私の中にひめちゃんという偶像を作って
かなしみも(よろこびも)
一旦ひめちゃんが預かるようにした。
そうすれば私ちゃんが傷つかないと思った。
ひめちゃんはどんどん肥大しては成長していく。
私ちゃんの居られるところは
1kのマンションのセミダブルのベッドの上だけ。
大きいぬいぐるみはひめちゃんのだから、
これたちが増えたら私ちゃんは
もっと居場所が無くなるのかな。

私ちゃんが死なない理由は、
ひめちゃんの容れものだから。
私というガワがなくなれば、ひめちゃんは。
そのためだけに息をしている。

全ての喜びと祝福をひめちゃんに。
苦しみは私がもらうよ。

私はひめちゃんの信者です。

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