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カミナシとロードマップとわたし

こんにちは!カミナシでPMをしているかもしー (@96kemu96)  です!🦆

このnoteは、PMとデザイナーのチーム(通称:P&D部)で自分自身の「こだわり」「偏愛」「感情」などをカミナシに絡めながら語る、連載企画の第三弾です!

第二弾は、コミュニケーションデザイナーでごーとんの生みの親、ななみちさんの記事でした✨

ごーとん!


記事では、ごーとんのミニドラ的な存在である(?)各チームごーとんの誕生秘話や、PMごーとんがインサイトを得たときに目が変化するという特徴が書かれており、衝撃を受けました笑

最近はななみちさんデザインの、ごーとんのマグカップを手に入れて、毎朝コーヒーを飲んでいます☕️

毎朝眠気を覚ましてるメェ〜


さて、連載のテーマは「カミナシと〇〇とわたし」

私はその〇〇のところに大層なテーマを持ってきてしまいました😇

カミナシのプロダクトロードマップを考えている中で、これってキャリアを考えるのと似てる部分がありますね、とkakomoeさんと話していたら、それ面白いかも!と言われたので、今回はこのテーマにしてみました。

私は2回転職していることもあり、自分の人生の方向性や仕事について色々と考えてきました(考え続けています)。
その経験から色々な本や記事を読みましたが、その中から気に入った考え方についてゆるく書いてみようと思います。

難しくなりそうですが、気軽な気持ちでどうぞ〜☕️



大前提として、「意図的戦略」と「創発的戦略」のバランスをとることが大事

プロダクトもキャリアも、有限のリソースで成し遂げたい未来がある場合は戦略が必要です。(そうじゃないものは気ままにやればいい)

その戦略には2種類あります。
『イノベーションのジレンマ』や『ジョブ理論』を執筆したクリステンセン氏が、経営戦略を応用し、人生を幸せに生きるために何が重要かを書いた『イノベーション・オブ・ライフ』にはこう書いてあります。

戦略の選択肢は、二つのまったく異なる源から生まれる。

一つめの源は予期された機会、つまり前もって予見し、意図的に追求することができる機会だ。
二つめの源は予期されない機会で、一般には意図的な計画や戦略を決定、推進するうちに生じる、さまざまな問題や機会の混じり合ったものをいう。

Clayton M. Christensen,James Allworth,Karen Dillon. イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ (Japanese Edition) (p.56). Kindle 版. 

本書では、ホンダのアメリカ進出の例を通じてこれを説明しています。
(経営戦略をキャリア戦略に応用したものを紹介しているので、ややこしいですねw)

(以下要約)
ホンダは創業後わずか4年目から、世界一を目指す夢を語り、製品を世界的水準にまで高めること、世界市場で勝利を得ることを全従業員に求めました。

そして1960年、アメリカ市場への展開を開始しました。
当時のアメリカでは、アウトローな人々が大型バイクを乗るのが主流で、いくつかのブランドが既に市場を席巻していました。そのためホンダは高品質なものを低単価で販売する戦略を取りました。しかし数年経っても全く売れませんでした。

ある時、ホンダ社員が運搬用に持ってきた小型バイクに乗っていたところ、「それを売ってくれないか」という声がかかるようになり、少し売るようになりました。
しかし経営戦略では大型バイクで売っていくつもりだったので、経営陣は最初それを無視していました。しかし途中からそこに明確に市場があることに気がつき戦略を転換。今では数百万人がミニバイクに乗るという新しい市場を開拓しました。

1963年に米国で大反響を呼んだ『ナイセスト・ピープル・キャンペーン』のポスター
老若男女から犬まで、良識ある人たち=ナイセストピープルが乗るバイクとして広告展開をした


ホンダがアメリカに進出したのは意図的な戦略でしたが、小さなバイクが売れたのは偶然で、創発的な戦略でした。つまり意図的な戦略と創発的な戦略の組み合わせによって成果を出したのです。

プロダクトやキャリアにおいても、これは応用できます。

やりたいことが明確ではない間はひたすら探索して創発的な戦略を取り、実現したい世界や目標があればそれに向かって意図的な戦略をとりつつも、偶然性を受け入れて創発的な戦略を柔軟に取り入れることが大事だと学びました。


ポートフォリオを組んで投資する、という考え方

これは先ほど紹介した「意図的な戦略」をとる際に活用できそうな考え方です。
LayerX CTOの松本さんの記事で書かれていたものが良かったので、詳しくはぜひ記事を読んでみてください!
https://type.jp/et/feature/19045/

「長・中・短期」3つのサイクルを意識せよ

💡ポイント
・仮で良いので長期的にどうありたいかを決める
・リソース配分を決める
・探索と軌道修正を繰り返す

【LayerX松本勇気解説】人生のポートフォリオには「3つのサイクルがある」エンジニアの投資家的キャリア思考

特に、仮で良いので目標や長期的にどうありたいのかを決めることは大事だと思っています。
それが決まると、そこから逆算して今何に投資するべきかを考えられるためです。

若干文脈が外れますが、以前弊社代表の諸岡も全社総会で、
「結局どこまで行っても不確実性は残るので、やりたいという意思が大事だ」と話していました。

プロダクトにおいてもキャリアにおいても、先に大きく考えていないと小さくまとまって終わってしまう可能性が高くなるんじゃないかなと思っています。

ワクワクすることをコンパスにできれば今何に自分は投資すればいいのかを決められるだけではなく、壁があっても挑戦し続けるための原動力にもなるのではないかと思います。


感応度が高い変数を見極めて、動かす

「意図的な戦略」と「創発的な戦略」どちらをとるにしても、戦略を実行できなければ意味がありません。

耳が痛いですが、私も何度も筋トレ系Youtuberを見て「◯◯さんみたいに"ヘルシー"になりたい!」と思って実行が伴わないことがよくあります。w
筋トレもして、インナーマッスルもつけて、姿勢改善して、ストレッチして、食生活も改善しなきゃ、と思いがちですが、果たして全部一気に習慣化できないとしたら、どれが最も重要なんでしょう?

感応度が高いものは何か?

これは前職ユーザベースの共同創業者の一人である新野さんが話していたことです。(当時のメモを見ながら書いています。)

大体のものごとは「変数」と「定数」でできています。(数学を思い出しますね)
変数は自分がコントロールできる・変えられるもの、定数は自分では変えられないものです。

結果を出すためには、どの変数を動かすと最も効果があるのか(=金融用語で感応度と言うそう)を見極め、行動することが大事だということです。

ブロックの大きさは、インパクトの大きさを示す


ここで大事なのは、感応度が低いこと、つまりやったほうがいいこと、はやらないことです。

例えば海外への事業展開の場合だと、自分が顧客と商談する数が最も感応度が高いのでひたすらそれをやります。
逆に新入社員とコミュニケーションを取ることや、働きやすいオフィスに引っ越しをすることなどは、やらない、ということです。

感応度が低いことはたくさんありそう


同様のことを、森岡毅さんと林修さんが対談動画で話していたので、以下に動画を貼っておきます。

動画では森岡さんが「定数を変えようとしている人が多すぎる」と言っています!心当たりが😇

(動画 9:36〜)


いかがでしたか?🍵

色々と紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

私も修行中の身🥷ですが、何か参考になるものがあれば、スキ♡してもらえると嬉しいです!かわいいごーとんが出てきます✨

〜ちなみに〜

私はいつか死ぬ時に「私が粘って取り組んだことで、今まで誰も解決してこなかった課題を解決できたよね」と言われて人生を終えたいな〜と思っています。

そして私が今カミナシにいるのも、その考えに紐づいています。

足元では、IT化が進んでこなかったノンデスクワーカー領域において、解くべき・解きたい課題を新しいやり方で解決する挑戦をしていきたいと思っています!🏃
やっていくぞ〜🔥


💁‍♀️さて、来週の連載企画担当は〜?

次のnoteは、プロダクトデザイナーで好青年感が溢れているあるくんです!🙌

音楽や服が好きらしく、独自の哲学を持っていそうでミステリアスさ🧙‍♀️を感じています。

今はKDS(カミ・デザイン・システム)というカミナシのプロダクト開発や価値探索を底上げするために欠かせないデザインシステムの設計を進めてくれています!✨
まだ仕事であまり関わったことがないのですが、今年は一緒に仕事ができそうで楽しみにしています!

つぎはどんな内容かな〜?



最後に…カミナシは全方位的に募集しています🔈

興味がある方はぜひ、Twitter DM(@96kemu96)などで気軽にお声かけください🕊

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