「脇見恐怖症」なにがいちばんつらいのか?

「脇見恐怖症」、この心の病で一番つらいのは、自分がしたくもないのに加害者になってしまう事です。

 自身の視界にいるひとの事がきになって仕方がない、見たいけれど見たら申し訳ない、でも気になってしかたがない…。

この状態になってしまうと、どうしても他人をちらちらとみてしまいます。そうすると相手の人も気になってしまい咳払いをしたり顔を背けたりして不快さをあらわにします。

それを見て(または感じて)わたしは「また人に迷惑をかけてしまった。きっと不快だろうな、気持ち悪いと思っているだろうな」と自分のことを責めてしまうんです。

自分がひとに嫌なことをしている。でもそれを自分の意志で止められない。自分は加害者だ。人に迷惑をかけている。人に不快な思いをさせている。
自分は人を傷つけないと生きられない。
自分はダメな人間、異常者なんだ…。

この思いは自分のこころを著しく傷つけていきます。
自信を失って、いや自信を育てていくことができなくなってしまいます。
自分自身を憎み、大嫌いになってしまうんです。

自分が他人を傷つけてしまうこと。したくないのにとめられないこと。
これがこの病の最もつらいところだと私はこころに刻んでいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?