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猟犬と猟師のはなし 〜 第1集

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猟犬・猪犬や猟師の世界に興味がある方におすすめ! 狩猟専門誌『けもの道』2016特別号・2017春・秋の3号に掲載された、猟犬・猟師にまつわるコラムや狩猟、競技会レポートなど計2…
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2024年3月の記事一覧

【狩猟の現場から】大物猟天国 北海道

文溝口壮一 私は、現在72才の老ハンターです。今回縁あって『けもの道』再出版に寄稿する幸運に恵まれ、今も楽しんでいる北海道における大物猟について、私の経験を読者の皆様に少し紹介したいと筆を執りました。 北海道といえばエゾ鹿猟が盛んで、さらには超大物である|羆にも会えるという、真に大物ハンティングの夢の大地です。機会を見てハンターの皆様には一度は訪ねて頂きたいと思っています。 北海道でのエゾ鹿猟は、その独特な地形と気候から、「流し猟」、「忍び猟」、「巻き猟」を行っていま

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大物猟師の知らない世界 〜 アメリカンビーグルとウサギ猟

はじめに猪・鹿・熊猟に並ぶ、狩猟犬を使った獣猟。 それがウサギ猟だ。 古くから日本にはウサギが生息しており、同時にウサギを狩る術が伝承されて来たはずだが、現代猟師のうち何割の人がウサギ猟を目の当たりにしたことがあるだろうか? 今回は最強寒波が到来する中、大物猟師にとって神秘のベールに包まれたウサギ猟に密着した。 文・写真|佐茂規彦 ※記事中の「ウサギ」はすべて狩猟獣の「ノウサギ」を表しています。また、猟場保全の目的から取材先の地名・人物名・犬名は公表いたしておりま

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猪犬訓練の世界 〜 吉野川猪犬訓練所・春季合同訓練会

吉野川猪犬訓練所・春季合同訓練会全国各地にある猪犬訓練所では、定期または不定期で猪犬の訓練が行われている。一定の評価基準によって順位付けを行う競技会とは違い、訓練では、経験の浅い犬に猪の動きを理解させたり、猪に対する犬の反応を飼い主がじっくりと観察することが出来る。 犬を使って猪を獲ることの基本的な意味は、犬に猪を捜索させ、狩猟者が現場に着くまで犬が猪を止める、または射手の待ち場まで猪を追い出すことにある。 当然、狩猟者の猟法や猟のスタイルによって、個々の犬に求められる

【大会レポ】猪犬訓練の世界 〜 第六回全国猪猟犬栃木大会

文・写真佐茂規彦 猪猟師が集う社交の場平成28年4月10日、栃木県にある那須塩原|猪犬訓練所において開催された「第六回全国猪猟犬栃木大会」。 この大会は、関東を中心に活動する若手猪猟グループ「猪鹿庁」(※岐阜県のNPO法人「メタセコイアの森の仲間たち」とは別団体)のメンバーらと北関東清水犬舎が主催し、年1、2回開催されている猪犬の競技会だ。 猪猟師が自慢の猪犬を引き連れ、互いの犬の猟芸を披露し、競い合う猪犬競技会。一昔前までは全国各地にあった猪犬訓練所で盛んに行われて

【第1回】俺たちの狩猟塾 実践!見切り猟 〜 移動跡新旧判別ポイント

狩猟塾 再開!今回、塾長からのお誘いは、「明日、有害(駆除)出るけど、どない?」という控えめなLINEメッセージからだった!! 『けもの道』特別号の製作に向け、連絡手段が電脳系になった塾長とともに『狩猟塾』再開!! 編集「休刊の間、何か変化はありましたか?」 塾長「仲間が朝イチに跡見や見切りをしてくれるようになって、助かるようになったなぁ」 編集「塾長もだいぶラクが出来ますね」 塾長「しかしやな、自分の犬を掛けるんやったら、仲間を信頼してても、自分で見切りの結果に納

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