隔離無しで中国入国できる日はいつ来る？
中国本土からマカオへの渡航に際し、隔離なしを発表
8月20日マカオ特別行政区政府衛生局が、現在中国本土に居住する外国人も隔離なしで往復可能という内容の発表をし、賑わいを見せました。
そのニュースを受け、現在マカオ行きの航空券は値下がっており、往復チケットの値段を軽く調べてみても、安くてついついポチってしまいそうになるほどの価格です。
一方、日本行きは「中国→日本」の片道しか購入できない上に、日本から中国に戻ってくる航空券は「中国→日本」の数倍もするのと、中国に入国してからの隔離期間のホテル代が馬鹿にならないという状況にあります。
往復航空券と隔離ホテル代を日本円に換算すると一人あたり数十万円支払わないと日本に里帰りすらできないというのが現状です。
中国本土各都市からマカオからへの渡航条件が緩和
上記のマカオの隔離なしのニュースに続き、マカオの政策では9月21日より、中国本土各都市から直行便でマカオに渡航の際、PCR陰性証明が「検体サンプリング日＋24時間以内」から「検体サンプリング日＋7日以内」に緩和されるという発表がありました。
ただし、飛行機搭乗の際は中国本土各都市の出発地の規定が適用されるので、現時点では結局48時間のPCR陰性証明が必要となっています。
中国香港11月までに0+7政策の実現を検討
9月17日中国香港行政長官は、確定症例の数字が下降傾向にあり、11月までに入境検疫措置を「0+7」に調整することを積極的に検討すると述べました。
「0+7」とはホテル強制隔離0日、地域医療観察が7日となります。
いつ実施されるのかはまだ確定していないようですが、肯定的に検討できる段階に来ていると中国香港メディアは伝えているようです。
ホテルでの強制隔離がなくなる利便性は非常に高く、トランジットで中国本土に渡航しやすくなるというメリットが生まれてきます。
中国香港運輸・物流局局長は9月17日、来年までに完全な正常通関を目指すと述べ、高速鉄道や地下鉄を含む長期的通関手配の最適化について中国本土と話し合いを始めていることを明らかにしています。
日本への直行便がまたまだ高いので、強制隔離がなくなるなどの規制緩和により、香港トランジット便が今よりも安く利用できるようになるとすれば、もう少し日本と中国の往来が便利になるのではと個人的に思います。
来年のF1カレンダーに上海GPが復活？
なんと！
上海GPが、来年のF1カレンダーに載っている！
2004年から毎年開催され、コロナが流行りだした2020年から3年間は開催されていなかった上海GPですが、来年のF1カレンダーに載っているじゃありませんか！
コロナが流行りだした2020年は、試合中止やヨーロッパのみで無観客開催という措置が執られていましたが、2021年以降は徐々に緩和され、ヨーロッパ以外も加わり、観客を入れて開催されていました。
来年のF1カレンダーに載ったからと言って、中国がすぐさま開放されるわけではありませんが、これはとても嬉しいニュースではないでしょうか？
ただ、素直に喜べない理由の一つとして、これまでも来年のF1カレンダー発表以降に、試合が中止・日程変更になることはよくあることです。
もしこれが本当に開催されるのであれば、来年4月には上海F1サーキットに観客を入れて開催するのかが気になります。
現在上海市では、映画館や劇場などは48時間以内のPCR陰性証明が必要となっています。また、入国の際は7日間の強制隔離+3日間の自宅健康観察が必要です。
もし2023年のF1上海GPが観客を入れて開催になったとしても、入国基準や隔離政策が緩和されるかどうか、中国発着のフライトが増えるかどうか。問題はまだまだ山積みです。
F1という国際的に大きなイベントをきっかけに、コロナ前と変わらない生活が訪れることを期待し、来年にはいいニュースが聞けることを楽しみにしています。
ライター：タカハシヒロミ
2000年より上海在住、趣味は空手とダイビング。海水魚のブログも運営。
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