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稲盛和夫さんから学ぶ、燃える闘魂

先日、今年の8月に亡くなられた稲盛和夫さんの考え方をまとめられた「経営12か条」を読んでみました。
 
12か条ごとに章立てがされているのですが、私がこの中でも強烈に印象に残ったのは、
第3条 強烈な願望を心に抱く
第7条 経営は強い意志で決まる
第8条 燃える闘魂

でした。
 
なぜこれらの章が印象に残ったのか。もちろん、事業目的・意義を考える、アメーバ経営、値決め、新規事業等の話もそれぞれ学ぶことはありました。
 
ただ、この3か条は単なる学びを超えて、心を揺さぶられるものがありました。
それは、稲盛さんが経営にあたり、強烈、強い、燃えるといった形容詞が相応しい情熱で経営にあたったことがひしひしと感じるものだったからだと思います。特に第8条の「燃える闘魂」は、格闘家が書いたのかと思うほど激しいものがありました。
 
稲盛さんは、人生や仕事の結果は、「考え方×熱意×能力」によるものだと言われていました。私が印象に残った章は、熱意に当たる部分なのだと思います。実際、稲盛さん自身、非常に熱い人だったのではないでしょうか。
 
よく思うのですが、経営計画や事業計画の良し悪しは確かにあると思いますが、たとえ良い計画だったとしても、何が何でもそれをやり遂げてやろうという熱意がないと実現できないと思うのです。
 
熱意があってもすぐには実現できないかもしれません。しかし、熱意があれば、困難にぶち当たった時も、何とか困難に乗り越える方法を考え、実現に向けて前に進むことができるのではないでしょうか。
 
もちろん、こういう熱意も行き過ぎると、他者への配慮等が失われる時もあります。
そうはならないようにする為か、第11条には「思いやりの心で誠実に」がありました。熱意とともに、他者を気遣う、思いやるバランスが必要と考えます。
 

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