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自分の主張をまず行動で表わした上で、その主張を言葉にする

「子いわく「まずその言を行うて、しこうして後に之に従う」(論語、為政第二)
(先生は言われた。「君子は、自分の主張をまず行動で表し、その後に主張を言葉にするものだ(つまり、君子は口先の人ではなく、実行の人なのだ)」)
 
こういう心境になったのは本当に最近のことですが、今はくどくど口で自分の考え、主張を言う時間があったら、まずはその考えていること、主張したいことを自分自身が実行していくことが大事なのではないかと考えるようになっています(もちろん、いつもそうできている訳でもないと思いますが)。
 
なぜなら、自分自身が実行できていないことをくどくど述べても、聞かれる相手もそうだと思うのですが、何より話している自分自身が空虚さ、虚しさを感じるからです。空回りしているような感覚でしょうか。
 
例えば、分かりやすい例で言えば、時間を守る、約束を守るということを実行できない人が、規律の大事さを主張するようなものなのです。全く説得力はないでしょう。
 
ただ、黙して語らずばかりがよいということでもありません。自分が実行して一定の成果を出した上で、その考え、主張を伝えていくのは良いのではないかと思います。それは説得力をもって相手に伝わりますし、相手の為にもなるでしょう。
上記例でいえば、きちんと時間を守る、約束を守るということを徹底した上で、規律の大事さを伝えるということです。
 
本節が言うように、自分の主張をまずは行動で表わし、その後で主張を行動にすることを心掛けたいと思います。

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