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基本的なことができていないと、学んでも実践できない

子いわく、「弟子、入りては則ち孝、出でては則ち弟。つつしんで信。ひろく衆を愛して仁に親づき、行いて余力有らば、すなわち以って文を学べ」
(先生が言われた。「年少者の心がけとしては、家の中で孝を尽くし、外では年長者に仕えて弟を尽くし、つつしみ深く、誠実であること。そして、世の中の人々を広く愛し、仁者に近づき親しむ。こうしたことを行ってまだ余裕があれば「詩経」、「書経」などの書物を学ぶことだ」) (論語、学而第一)

 
私自身も自分自身を振り返って気を付けないといけないことですが、社会にいると「あの人は色々と勉強したり自己啓発しているけれども、行動が伴っていないね」という評価はしばしば耳にするところです。
 
学んだことを実践しようと努めていない、といえばそうなのですが、根源的なことの一つとして、基本的なことができていないと、学んでも実践ができない、また実践しても空回りするのではないかと思うのです。
 
それは基本的な礼儀や感謝であるとか、相手に思いやりをもつとか、時間を守る等信頼を得られるように努めるとか、人間としての基盤となるところです。
 
そうした基本的なことができていない中で学んで、仮に実践しようとしても、基本的なことができていないので空回りするばかりなのでは、という気がします。
 
基本的なことを、小さなことからでも地道に取り組んだ上で、学びを実践に活かしていきたいものです。

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