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困難な状況や難題に直面した時、それを乗り越える為には

子いわく「これを如何(いかん)、これを如何といわざる者は、われこれを如何ともするなきのみ」(「論語」衛霊公第十五)
(先生が言われた。「『これをどうしたらよいか、これをどうしたらよいか』と懸命に考えない者は、私にもどうすることもできない」)

 
この一節は論語の中でも好きな一節の一つです。
 
困難な状況に陥ったり、難題にぶつかったりすることはあるものです。その時に、それを乗り越える為に周りの支援を頂くこともあると思います。そうした周囲の支援には感謝を感じます。
 
しかし、そうした時に、自分自身がまず、「この状況に対して何とかしなくては」と危機感を感じ、一生懸命に考え、実行しなければ、困難な状況を乗り越えたり、難題を解決することはできません。
 
よく、このような状況に直面した時に、「どうすればよいのか、どうすればよいのか」と考え続けていると、お風呂の中とか、ふとした時に解決案が思い浮かぶことがあります。そして、それが行動に繋がっていきます。
 
人間は、あきらめずに考え続ければ、全てとは言えないかもしれませんが、解決策が見つかることが少なくないように感じます。
逆に、解決策が見つからないのは、自分以外の他の理由というよりは、懸命に考えない自分に理由があるのかと思います。
 
そして、自分自身が懸命でないうちは、周囲からが一生懸命支援しようとしたとしても、その支援はあまり有効なものにはならないのではないでしょうか。
 
私自身、困難な状況や難題に直面した時は、まず「これをどうしたらよいか、これをどうしたらよいか」と懸命に考え、努めていきたいです。

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