適切な水準は何の視点で考えるべきなのか

「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」(論語、先進第十一)
(中庸が大切なのだ。ゆき過ぎは足りないのと同じだ。)
 
生きていると思いますが、真面目な人ほど何事もやり過ぎたりして、本人は良かれと思ったことでも、周りからするとどうでもよかったり、むしろ迷惑なことがあったりもするものです。
(もしかしたら、私がさほど真面目とも自分自身は思いませんが、自分もそのようなこともあるのかもしれません。)
 
迷惑をかける、ということであれば、それは結局足りないことと同じなのでしょう。
それであれば、何が一番適切な水準なのでしょうか。
 
色々な考え方があるかもしれませんが、人間が人と人との間で生きているものである以上、周囲の人にとって期待に添うものであったり、満足してもらえる水準であるということが大事なのかもしれません。
 
それは仕事であればお客様の視点や一緒に働く仲間の視点だったり、プライベートであれば家族の視点だったりするのでしょう。
 
自分自身が拘る視点で満足できる水準ならよいという考え方もあるからもしれませんが、それで周囲に迷惑をかけるならば、一人よがりなのだと思います。他者の幸せが自分の幸せの礎であるならば、他者の視点からみて適切な水準というのも大事にすべきだと思います。

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