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読書からの学び

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ビジネス書、歴史書、哲学書を中心に年間120冊程度の本を読んでいます。その中から、これからのビジネス、人生の中で学びになると思ったことをご紹介していきます。
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#イタリア

高校時代に気になっていたガリバルディというおっちゃんについて

高校時代に世界史を勉強していた時、19世紀まで分裂していたイタリアが1861年に統一する中で気になっていたことがありました。 イタリア王国が生まれるにあたり、北部はサルディーニャ王国という国を中心に統一が進んでいたのですが、南部は両シチリア王国という勢力が強いために南北統一が難しいと考えられていました。 そこに、ガリバルディという人物が現れ、両シチリア王国を征服し、イタリアは南北統一できたのです。   「なんだこのガルバルディというおっちゃんは、唐突に現れて」と高校で世界史を

軽蔑や憎しみを受けるようではリーダーは勤まらない

先日、中世イタリアで書かれたマキャベリの「君主論」を読んでみました。 本書はリーダーとして権力を獲得する為の冷徹なあり方を書かれた本として有名です。   言い回しが難しい部分がありますので、今後も再読が必要かもしれませんが、その中でもいくつか印象的な話がありました。   その中で一番印象的だったのは、リーダーたるものは下の人間から軽蔑や憎しみを受けるようでは勤まらない、というものでした。   軽蔑については、確かに、「あの人だとうまく行かないだろう」とか、「なんて愚かなことを