意見を伝えてもらう為に必要なリーダーの姿勢、発言
「わたしの下す詔勅(※皇帝が出す命令)に、もし妥当適切を欠く点があれば、遠慮なく意見を申し述べるべきだ。・・・指示したことをはいはいと受け入れるばかりで、いっこうに諫言してくれる者が見当たらぬ。まことに嘆かわしいことだ。たんにわたしの下した詔勅に署名をし、下部に文書を流してやるだけのことなら、どんな人間にもできる。」(貞観政要、政体編)
中国古典のリーダーの在り方について書かれた貞観政要の一節です。長文の為、現代語訳の一部抜粋になります。この一節は中国・唐の太宗が政治の中