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歴史の中の人物達から学ぶ

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歴史好きが高じて40年。歴史番組、歴史ドラマ、歴史書、歴史小説、とにかく歴史に関わることにいつも興味をもって接してきました。そこで感じたことをご紹介させて頂きます。少しでも歴史に… もっと読む
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リーダーは学ぶクセとアウトプット意識をもてば、いつでも学ぶことができる

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第19回目は、吉田松陰(1830年~1859年)です。幕末の長州藩(山口)の出身で、松下村塾で高杉晋作や伊藤博文など、幕末から明治にかけての多くの人材を育てたことで有名です。現代でもよく「●●の松下村塾」などと教育サービスの広告で使われることがあります。 私の好きな歴史上人物の一人であり、毎年仕

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著作『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)の見本がダイヤモンド社さんに届いたとのご連絡を頂きました。あともう少しで私の手元にも届く予定です。とても楽しみです!! ※Amazon予約サイト ※楽天ブックス予約サイト

リーダーの学びも興味があることからはじめ、少しずつでも活かすこと

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第18回目は、徳川吉宗(1684年~1751年)です。ずいぶん昔ですが、「暴れん坊将軍」という時代劇で松平健さんが好演していました。徳川幕府8代将軍として「享保の改革」を進め、幕府財政を立て直した名将軍とされています。また、禁書としていたヨーロッパの書籍を一部解禁としたことは、後に蘭学(西洋の学

リーダーは感情に訴えかけながら、筋道も立てて話しをすべき

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第17回目は、北条政子(1157年~1225年)です。近年であれば2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で小池栄子さんが好演していました。鎌倉幕府の創設者、源頼朝の妻であり、頼朝の死後は「尼将軍」と呼ばれて鎌倉幕府をリードしました。鎌倉幕府と朝廷が対立した承久の乱では武士たちにスピーチしたことで

トヨタグループ創始者などのリーダーに影響を与えた、江戸時代の経営思想

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第16回目は、二宮尊徳(1787年~1856年)です。最近はあまり見なくなりましたが、薪を背負いながら本を読んで歩く二宮金次郎像が昔の小学校にあったものです。現在の神奈川県小田原市に生まれ、苦しい環境下から実家を再興したのち、小田原藩や幕府からの求めに応じて各地の農村の復興に努めた人です。

よりよいものを提供し、単価を上げるために、リーダーが取り組むべきこと

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第15回目は、上杉鷹山(ようざん、1725年~1789年)です。江戸時代中期の米沢藩のお殿様で、財政危機に直面していた米沢藩を再生させた、日本史のなかでも屈指の名君とされています。アメリカのジョン・F・ケネディ大統領も尊敬していた話しは有名です。 私が本書で上杉鷹山を取り上げた理由は、上杉鷹

リーダーは利益の一部を将来に向けた新規事業に活用すること

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第14回目は、毛利重就(しげなり、1725年~1789年)です。江戸時代中期の長州藩(山口)のお殿様ですが、本書で取り上げる人物のなかでも一番知名度が低いかもしれません。しかし、私は屈指の名君の一人であり、重就がいなければ、幕末の長州藩の活躍はなかったと考えています。 私が本書で毛利重就を取

リーダーはこれまでのやり方にとらわれず、徹底してお客さま視点に立つこと

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第13回目は、三井高利(1622年~1694年)です。一般的な知名度は高くないかもしれませんが、「三井財閥(グループ)となんか関係があるのかな」と思う人は多いでしょう。その通りで、三井財閥に発展する三井越後屋(現在の三越伊勢丹)を創業した人です。 私が本書で三井高利を取り上げた理由は、三井越

リーダーは成功体験にとらわれ過ぎず、将来の変化をみすえよ

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第12回目は、山本五十六(1835年~1867年)です。2011年の「連合艦隊司令長官 山本五十六」など多くの映画でも取り上げられ、海軍軍人としては知名度が高い一人ではないでしょうか。ドイツとの同盟、日米開戦などに反対しながらも、いざ日米開戦となると真珠湾攻撃を指揮し、勝利に導きました。その後は

リーダーは組織間で一緒に問題に取り組むことから連携を始めよ

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第11回目は、坂本龍馬(1835年~1867年)です。これも織田信長と同様、言わずとしれた人物ではあります。「好きな日本史人物アンケート」でもだいたい上位にランキングします。ただし、最近ではその業績の真偽については議論があり、本書でもその点については注意を払いながら書きました。 私が本書で坂本龍

リーダーは大きな目標を実現するために、外部の力も活用すべし

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第10回目は、島津斉彬(なりあきら、1809年~1858年)です。幕末の薩摩藩主として、産業の振興や、西郷隆盛などの将来性がある人材の登用などを進め、幕末に薩摩藩が活躍するきっかけを作ったと言えます。幕末のなかでも一番の名君との評価も多い人です。 私が本書で島津斉彬を取り上げた理由は、島津斉

権威の象徴再建よりも、現場を大切にしたリーダー

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第9回目は、保科正之(ほしなまさゆき、1611年~1672年)です。江戸幕府第2代将軍、徳川秀忠の子として生まれながら、諸事情により信州(長野県)の保科家に養子に出されました。成長してからは異母兄である第3代将軍、徳川家光を支え、第4代将軍の徳川家綱の時代まで幕府を支えるとともに、会津藩(福島県

あきらめないことがイノベーションにつながったリーダー

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。 第8回目は、織田信長(1534年~1582年)です。多くの人にとっても言わずと知れた人物で、日本史上の好きな人物アンケートでもよく1位にランキングされたりします。本書では、34のストーリーのうち、3つのストーリーで織田信長を取り上げています。そのテーマは、パワハラ、イノベーション、ビジョンについ