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『リーダーは日本史に学べ』で取りあげた人物達

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2024年6月11日にダイヤモンド社さんより『リーダーは日本史に学べ』を出版します。本書は、組織のリーダーが歴史上の人物の言葉を通して、ビジョンの問題を解決する本です。 このマ…
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信長の手紙から感じるリーダー像

細川家の文化財を所蔵する永青文庫にて開催中の「信長の手紙」に昨日行ってきました。 織田信長から、当時の細川家の当主、細川藤孝(幽斎)宛に送られた手紙が主に展示されていました。   感想として、「信長は部下に頻繁に指示を出す人だったのだな~」ということでした。決して細かく指示をだす、ということではないのですが、家臣が取り組むべきことの指示を常に出し続けていました。有名な印「天下布武」も、情報共有などの時は黒、命令の時には赤で押されていたのは思わず笑ってしまいました。   ただ、

楽天ブックスさんにてプロモーション対象となっています

楽天ブックスさんにて著書『リーダーは日本史に学べ』を期間限定のプロモーション企画「スーパーDEAL」の対象となっています。大変ありがたいことです。8月24日(土)10時~8月27日(火)10時までの間、ご購入頂いた方に10%ポイントバックされます。   この機会に、更に多くの方にお読み頂けると嬉しいです。

日本経済新聞MJにて著書をご紹介頂きました

8月21日の日本経済新聞MJに著書『リーダーは日本史に学べ』をご紹介頂きました。大変うれしいことで、多くの方に読んで頂けるきっかけになればと思います。 (写真はお客さまから頂いたものです。)

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/8/14)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は12番目の見出し「内部はもちろん、外部に味方がいないか探してみよ 島津斉彬」の後半部分で、島津斉彬が近代化のために進めた集成館事業を踏まえつつ、新しい事業を進める時にリーダーが果たすべき役割について考えてみました。 新しいことを進める時には、どうしてもリーダーは孤独になりがちなものです。その孤独を受け止めつつも、いかに外部からの協力を得るかが、リーダーとして大事な役割とも感

知るべき歴史は1941年12月から45年8月だけではない

1945年8月15日から79回目の8月15日が近づいてきました。1945年に生まれた方でも今年79歳となります。もし1935年生まれであったとしても終戦時は10歳となります。 残念ながら、戦争中の記憶がある世代はかなり少なくなっています。   でも、だからこそ、あの時代に何があったか意識的に知り、これからの時代にも活かすべきではないでしょうか。なぜなら、あの時代、多くの罪がない人たちが死に追いやられ、国家全体が破滅の淵をみたのですから。   戦争での悲劇というと、太平洋諸島で

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/8/4)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は11番目の見出し「みなの負担を軽くするため 本社の移転も考えてみよ」の中段部分で、前回の保科正之の明暦の大火での対応を踏まえつつ、実際にあった本社と営業現場の格差について考えてみました。 ※Amazonサイト ※楽天ブックスサイト

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/8/1)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は11番目の見出し「みなの負担を軽くするため 本社の移転も考えてみよ」の前半部分で、江戸時代初期の名君と言われる保科正之の明暦の大火での対応を紹介しつつ、上に立つ者として大事にすべきことについて考えてみました。   権力者だけが栄えても社会は成立しない、現場にいる民衆がいるからこそ社会は成立する。だからこそ民衆を大事すべき、という、江戸時代初期においては先進的だった考え方を保

堕落することと、緊張感をもつことの違いは何からくるのか

世界の歴史のなかには時々「やばい」リーダーがいます。ここでの「やばい」とは、権力者であることから得られる富から、遊興三昧、放蕩三昧で遊びつくしてしまうようなリーダーのことです。 このやばいリーダーは世界各地にいるものの、感覚的なものはありますが、中国皇帝とフランス国王において、この種のやばい人物が現れた時は、やばさのスケールが半端ないように感じます。詳細は割愛しますが、絶句するような話しは多々あります。 なぜ中国皇帝やフランス国王が「やばい」時には、やばさのスケールが

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/7/28)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は10番目の見出し「いま扱っているものを含めた異なる2つの組み合わせで対応できないか考えてみよ 織田信長」の後半部分で、織田信長の海戦での革新を踏まえつつ、現状を打破するための取組み方法について考えてみました。 失敗に対してあきらめるのではなく、「なぜうまくいかないのだろう」ということを繰り返し考えるところに、革新が生まれると考えます。   ぜひお読みください。 ※Amaz

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/7/25)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は10番目の見出し「いま扱っているものを含めた異なる2つの組み合わせで対応できないか考えてみよ 織田信長」の前半部分で、織田信長が海戦の敗北から甲鉄船をつくり、村上水軍を破ったストーリーについてご紹介しています。 織田信長の目標に対して異常なまでに執着する姿勢が、甲鉄船を生み出したといえます。歴史上の 人物にはしばしば、この「しつこい、あきらめない」が見られますが、その原動力

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/7/21)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は9番目の見出し「自己中で短気な私が歴史に学んで改心」のご紹介になります。 この見出しは、かつては短気であった私も、歴史を学ぶなかで自分を反省し、あり方を変えてきたことについてご紹介しています。赤裸々なお話しで大変恐縮ですが、まだまだ自分も未完成ですので、歴史から自分のあり方を見直し続けたいと思います。   ぜひお読みください。 ※Amazonサイト ※楽天ブックスサイト

「著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/7/13)」

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は6番目の見出し「思ったことを言うことが正義ではごわはん。おはんの理想が実現できるように進め方を考えるでごわす 西郷隆盛」の最終部分で、西郷隆盛の失言話を踏まえながら、人を動かすためのリーダーの言動について考えています。 このくだりでは、かつてお仕事をご一緒させて頂いたマネジメントの方をご紹介しています。こうした方々との出会いが現在の私を形作ってくれています。そうした出会いの

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/7/10)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は6番目の見出し「思ったことを言うことが正義ではごわはん。おはんの理想が実現できるように進め方を考えるでごわす 西郷隆盛」の中段部分で、西郷隆盛の失言話を踏まえながら、相手の立場、気持ちを考えることの大事さを考えています。   この部分を書きながら、西郷の有名な「敬天愛人」とは、失敗に対する反省から生まれたものではないかと感じました。失敗から謙虚に反省し、成熟したところにこそ

二宮尊徳先生から考える「他責ではなく自責」

久しぶりに、ではありますが二宮尊徳先生の功績や教えをまとめた『報徳記』(致知出版社 富田高慶原著、佐々井典比古訳注)を読みました。   ここ数年の話しではありますが、二宮尊徳先生に対する興味が高まり、折に触れて著書や解説本を読んでいます。著書『リーダーは日本史に学べ』でも尊徳先生を取り上げさせて頂きました。   純粋にその教えに共感することもあるのですが、尊徳先生の教えこそが明治維新以降の経済人、それも渋沢栄一、豊田佐吉、松下幸之助、稲盛和夫など、そうそうたる経済人に影響を与