見出し画像

表情可変羊毛フェルト人形 ウールロイドの構造、作り方

こんにちは
にょほです。
今回は私が考案した表情可変羊毛フェルト人形「ウールロイド」の構造、
作り方をお教えいたします。

【はじめに】

本記事は羊毛フェルトをされている方向けの記事です。ウールロイドを作ってみたい方やどんな風に作られているのかが気になる方は是非購読ください。
また、ウールロイド関係なく読者様の今後の創作活動にお役立て頂けるような情報も発信いたします。

ただし、羊毛フェルトに興味をもち初めて作品を作ってみようと思われている方にはおすすめ致しません。
ご紹介するのは「ウールロイドの作り方と構造」です。この記事に沿って作成すれば何かのキャラクターが作れるわけではございません。

【ウールロイドについて】

ウールロイドとは、表情を変えられる羊毛フェルト人形のことで、可動フィギュアのように遊ぶことができます。

画像1

小道具やポーズをつけることでいろいろ遊ぶことができます

こちらにより創作、遊びの両方で利点が発生します

創作側の利点

・表情を増やすことで作品はどんどん更新できる! 
     ウールロイドは完成のない作品です。というのも、後付けでどんどん表情を追加作成していくことで作品を更新できるからです。現に私のオリジナルキャラクター「オオカミ赤ずきんのレアンちゃん」は約1年前に作ったものですが、今でも表情差分を追加しています。

画像2


・様々な表情を練習できる!
 通常の作品の場合、作品は頭から胴体まで一体型です。
表情は1種類のみで変更することはできません。しかしウールロイドなら顔の部分は分けて作られているため、色々な表情を気軽に作成する事が可能です
作品の幅を広げる為の練習にもなります。

画像3



遊び側の利点

・表情のバリエーションは無限大!
表情豊かなので様々なシーンを撮影することが出来ます。
ぬい撮りのようにおでかけに連れて行ってもよし、ポーズや表情をつけて飾っておくのもよし、少し手間を掛ければ表情がくるくる変わるコマ撮りアニメだって作ることができます


ウールロイドの改良点

 ウールロイドはまだまだ改良点が必要な人形です。現状で不便な点はすべて欠点ではなく改良点と呼びます。

 ・髪などで表情パーツの接合面を隠さなければならない
   顔と頭パーツはマグネットボタンのみで繋がっているため、接続の境目が目立ってしまいます。そのため、境目を隠す部位のないキャラは作ると不自然なものになってしまいます。


画像4

現状では、このように髪等で隠せるキャラクターしか作成できません。
これをどう克服するかが今後の課題となります。

画像5


 
ウールロイドの構造

 ウールロイドの特徴は表情を自由に変えられる事。その接続にはマグネットボタンを使用しています。その為、簡単に外れることはありません。裁縫ができない方でも簡単に付けることができる方法でつけております。

ここから先は

4,172字 / 41画像

¥ 200

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?