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クリアに1週間ぐらいで終わると思ってたら、1か月ぐらい掛かったティアキン感想文

ティアキンをやっとクリアして、エンディング迎えたので熱が収まらない内に感想をぶつけていくよ~!あんま推敲してないので細かい部分は勘弁して!
エンディング含めあらゆるネタバレ注意!!!!!

要約すると、めっちゃ良くてめっちゃ泣きました!!!

参考がてら、ゼルダプレイ暦ですが、以下のゼル伝シリーズが既プレイです。(大体が3Dゼルダ)
・時のオカリナ
・ムジュラの仮面
・風のタクト
・トワライトプリンセス
・スカイウォードソード
・ブレスオブザワイルド(マスターモードで剣の試練、英傑の詩クリア済み)
・夢見る島(リメイク)

マップぐちゃぐちゃ
エンディング到達時はクリア率は76.88%
プレイ時間は150時間以上

①探索のし易さが格段に向上した

 今作はブレワイと比べて、かなり探索がしやすくなっている。
 なぜなら、各ランドマークが地上と地底で対応しているからである。
 例えば、今作で追加された新要素「根」と「洞窟」のおかげで祠の位置がかなり特定しやすくなっているのだ。
 祠と根の位置はほぼ一致しているという設定が今作にはある。また、地底のマップは根を調べることでマッピングされていく。
この2つの仕様により、地底のマップが暗い=根がまだある=その真上である地上にも祠があるというプロセスを踏んで祠の探索がし易くなっている。
 しかし、祠の場所にいっても丸見えになっている訳ではない。しかし、その場合は地中にあることが多い。今作ではその時に探すべきは洞窟である。
 ブレワイでは洞窟はあくまで地形の一つであり広大なマップから探し出すのは困難であった。
 しかし、今回の洞窟は探索要素の一つであるためルミーやマヨイの探知、そしてサトリのお供えを駆使することで洞窟の位置を特定できる。
このように、「根」によって祠のxy座標を特定して、「洞窟」によって祠のz座標を決定できる仕様のおかげで探索がストレスフリーであった。

他にも魔神像のある場所は地上の知恵、勇気、力の女神像の位置と一致したり、溶岩滝と秘湯の位置も一致していたりする。探索する中でこういう相関を発見したりと研究者の気分を味わうことができた。

また、これら仕様が世界観に馴染んでいるストーリーがとても素晴らしい。ブレワイの不便さを解消するだけでなく、世界観設定のエッセンスになっているのだ。

最後の祠はここ。地上と地底マップ切り替えを繰り返してアハ体験してた。

②過去作のファンサービスが多い

 今作はかなり過去作を意識した要素が多い。自分がまず大声を出したのは「バクダン花」である。
 始まりに空島ではウルトラハンドなどの新能力が色々出てきたかと思えば、いきなりバクダン花とかいう過去作要素をぶっ込んできた。そしてすぐ先にいる得体の知れない魔物はライクライクであった。まるで時オカである。
 地底の不気味さBGMの不穏さ、そしてなんの説明もなしにいきなり襲ってきた瘴気魔はムジュラの仮面のホラーテイストを彷彿とさせた。個人的にだが、魔神像がなんとなく巨人にも似てるような……。
 空島や地上の行き来はもちろんスカウォ要素である。ブレワイの頃から考察はされている忘れ去られた神殿はスカウォ時代の建物とも言われている。
 また、今作における忘れ去られた神殿はストーリー上でも重要なスポットであった。賢者が秘石を継承した場所であり、地上絵の在処を示した地図がある場所でもある。
 風タク要素はあまり感じる場面は少なかったが、自作の船を操縦して海を駆けることができる感覚はかなり懐かしい気持ちになった。
 時オカ要素に戻るが、一番の過去作リスペクトはやはり賢者要素の復活である。というかストーリーラインが時オカだった。
 風の賢者はチューリ(というかこれは風タク要素でもあるね)、雷の賢者はルージュ、炎の賢者はユン坊(=時オカのダルニア)、水の賢者はシド(=時オカのルト姫)、魂の賢者はミネルであった。そして、時の賢者はゼルダである。また、明言はされていないが、おそらく光の賢者はラウルであり、これは時オカのラウルと同名である。
 では、残る闇の賢者は誰に当たるのかというと、それはガノンドロフである。
 ラスボス戦でガノンが秘石の力を解放する時に「闇(ドンッ!)」と出てきて、「は!?最高すぎ!」と漏らしそうになってしまった。あのカタルシスは時オカをやってないと得られない。

ここ良すぎた~!!!!!ガノンドロフかっこよすぎ~~!!

 余談だが、自分は最初にチューリと盟約を結んだのだが、正直泣きそうになってしまった。
 なぜかというと、歴代の賢者は大体魂や光だけの存在になったり、次世代まで見守り続けたりと人生を棒に振るわされてしまう可哀想な存在だからである。
 なので、チューリと手を取り合ったシーンで、「お前……死ぬのか……?」となり泣いてしまった。
 しかし、それは杞憂に終わり、希望に溢れた終わり方だったので安心した。賢者のほとんどは未来を似合う子供たちで、彼らは「継承」というテーマの体現そのものであった。
 なお、ミネルはいい感じに成仏したが、時オカより魂要素あって良かったなぁと思った。

ミネル、いい人……。消え方も魂の賢者らしい……。

③「手を繋ぐ」という普遍的なテーマを扱う珍しいゼル伝

 最後までやった人はわかるが、今作は「手を繋ぐ」ことがテーマになっている。ゼルダを通じて、こういう普遍的なテーマを感じることはなかったのでエンディングで涙が止まらなかった。
 その要素を強くしている要因の一つは、やはり続編ならではのキャラクター同士の関係性である。
 各地方の異変のストーリーではそれがとてもわかりやすい。前作にも出ていたキャラクター達が地続きで「手を繋ぎ」ながら、新しい生活を始めているやり取りがとてもエモいのである。
 厄災からの復興が続く中で、「手を繋ぎ」生きていく姿勢に胸が熱くなるのである。

編集長になってるミツバは印象的

 更にチューリ、ルージュ、ユン坊、そしてシドの4人は盟約のシーンは分かりやすくこの作品のテーマを伝えている。
 また、これはなんとなくだが、主要キャラクターで孤立しているキャラがいないのだ。大体ニコイチとなっており、監視砦で各賢者が信頼を寄せるキャラと話してるシーンはそれを強く感じさせる。

シドの手めちゃ大きいのに両手で繋いでいくのエモすぎ
監視砦の賢者たちを盗撮する元・英傑

 一方でガノンドロフに「手を繋ぐ」シーンはない(はず)。つまり、今作のテーマのアンチテーゼである。

 ゼルダとガノンは共に1万年以上の忍耐、そして龍化して自我も捨てる。

 では、ゼルダが勝ったその差は何かというとやはりリンクの大冒険である。

ガノンが座してハイラルに留まっていた一方で、リンクはハイラルを駆け巡り「手を繋いで」いったその差が勝利に繋がったのだと思う。

 だからこそ、永き時を繋げてガノンドロフを討伐するというこの展開の爽快感は格別である。
 また、時オカ〜スカウォまでよくあったガノンドロフの恨み節が今作はそれもなかったため、非常に爽やかなエンディングであったのも印象的である。
 さらに、NPCについては、一度会ったキャラは「また会ったね」と言ってくれる点がかなり好印象であった。人との関係性の積み重ねを感じられ、これも「手を繋いでいく」物語だということを感じられる。
 他にも、前作に出てた武器を瘴気で全て朽ちらせるというのは「前作を否定しよう!」という制作者の強い想いを感じた。前作は少なからず孤独感を感じる世界観であったので、それを否定したかったのだろう。その方法がスクラビルドで朽ちた武器を強化するというシステムである。
 先も述べたが、設定とシステムでテーマや世界観を表現する作りに本当に感動してしまうのである。

またアイテムであるウルトラハンドやスクラビルドも性能の通り、物を繋げていくものである。モドレコは過去から現在へと時を繋げていく。

トーレルーフは…………えーと、デバッグ用…………。
後々思ったけど、トーレルーフは天空、地上、地底と物理的な縦の繋ぎになってるなと思った(今更)

◆総評

 今作はストーリー、システム諸々含めて一貫しており本当にストレスが少なく楽しめた。ブレワイよりかなーり好き。
 ムジュラのようにNPCを含めたキャラクターの深掘りがされる作品がもっと出ないかなと思っていたので、ティアキンはその点でほぼ満点であった。
 あまり語らなかった戦闘面は、スクラビルドのおかげで武器をケチる必要がなくなったので武器の節約のようなことを考えなくて済んだのは本当に良い。敵と戦う意味も増やしているので良いシステムだと思った。
 前作のシステム面のDLC要素がまるまる入っていたのもかなり嬉しいポイントで、前作でできたことがちゃんとできるのは本当に素晴らしかった。

 これあまりに隙がなさすぎて、逆にDLC何やるんだろうって思った。個人的な予想では、ゼルダを操作する過去編やるのではとちょっと思ってたりする。龍の泪イベントの補完をするのが、矛盾なく楽しめそうだなぁと。

感想は以上!

あとは、プレイ中に取った記念写真をつらつらと並べていくのでよかったら見てください(俺がおもろいだけで、実際はそんなおもろくはない)

いつもの3人!カメラ目線ありがとう!
馬車を穴から持ち上げるやつはマジで苦労した
里が大変なところ申し訳ないけど、なんかセクシーじゃない……?
ビューラに視線行ってしまう構図しか取れず、ルージュすまん
我慢大会中煽り散らかすリンクさん
手乗り我慢大会じじい
クリア後記念撮影失敗。みんなこっちみて~~~!

追記 ゼルダが何故白龍から戻ったのか

完全に妄想なんだけど、ラウルとソニアの祝福(152個)とハイラルを色々巡り合った「右手」がやっぱり奇跡を起こしたのかな。
人間に戻るシーンで、ラウルとソニアが映るのはやっぱり祠の二人の像を思い浮かべるよね。
今まで生き物に効かなかったはずのモドレコと奇跡で1万年以上を遡ったのかな~と思うと素敵です。

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