【2022/12/8更新】2022 東京ヴェルディ 振り返り
J2リーグもシーズンを終え、東京ヴェルディは16勝13敗13分け（勝ち点61）、62得点55失点で9位という結果となりました。昨季と比較すると勝ち点はやや伸ばしたものの、得点力は特に後半戦で低下。その分守備面では安定したという結果となりました。
現時点での来季考えられうる陣容について、私見を挟みつつまとめてみました。
※各選手の契約期間については、Transfermarktと過去の情報を参考にしています。
※シーズン途中で退団した選手については、割愛します。
◎：残留 ○：残留濃厚 △：微妙 ▲：退団濃厚 ×：退団
太字：動向が確定
噂：噂や興味あり（所属先に照会）レベル
オファー：所属先に正式にオファー
濃厚：既に個人／クラブ間で合意
確定：リリースあり
【GK】
1 マテウス 20試合／17失点 ◎
負傷の影響もあり出遅れたものの、城福体制以降は他のGK陣よりも数段上のパフォーマンスを披露し、J2屈指のGKと言っても過言ではない。
天皇杯・川崎F戦でのビッグセーブ連発で、完全に波に乗った印象。
非公式な情報では、契約延長との噂もあるが・・・
【2022/12/1 契約更新】
21 長沢 5試合／9失点 △
マテウス不在時に5試合に出場。J2ではレギュラーを張れる実力を持つが、マテウスの牙城は厚く高い。
大卒GK飯田の加入が決まっており、移籍の可能性も。
31 高木和 15試合／26失点 △
マテウス不在時に15試合に出場。たまに見せる不安定さ、クリーンシート2試合と正GKの座は程遠い。
大卒GK飯田の加入が決まっており、移籍の可能性も。
41 佐藤久 2試合／3失点 ◎
記念すべきJデビュー。キックなどにストロングポイントを持つが、経験不足は否めない。
契約が残っており、残留が基本線だが、レンタルの可能性もあり。
【DF】
2 深澤 32試合／3得点 ○
サイドを支えたひとり。右SBのポジションを不動のものにしつつあるが、致命的なミスも散見。
契約更新が濃厚か。
【2022/12/8 契約更新】
3 ンドカ 32試合／3得点1アシスト ×
大黒柱としてチームを支えたひとり。高額な移籍金で水戸から獲得した事もあり、フリーでの移籍はどうしても避けたいところ。
年齢的にステップアップするには最後のチャンスとも言えるが、J1で活躍できるかどうかという点では懐疑的なところがあり、残留するものと個人的にはみている。
【2022/12/6 横浜FCへの移籍リリース】
5 平 11試合／1得点 △
今季は主に控えが中心だったキャプテン。それでも出場した試合では3勝1敗7分けと、わずか1敗のみ。
年齢的なところもあり、来季契約については流動的。
16 山越 20試合／1得点1アシスト △
CBと右SBで前半戦を支えたポスト・若狭。長期の負傷離脱が悔やまれ、城福体制では出場機会が激減。
来季契約については流動的。
22 佐古 4試合 ◎
出場時間が短いながらも、J2デビュー。ポテンシャルは高いが、まだまだ経験不足。
来季再度レンタルの可能性も。
23 谷口 34試合／1得点 ◎
ルーキーながらも、今季のヴェルディを支えたひとり。判断力も向上し、欠かせないピースに。
契約が残っており残留が基本線だが、他チームからのオファーの可能性あり。
24 奈良輪 15試合／2アシスト △
城福体制で、サイドの貴重なバックアッパーに復活。ミスが少なくきちんとタスクをこなすが、
年齢的なところもあり、来季契約については流動的。
26 加藤蓮 30試合／3得点1アシスト ◎
今季の大きなサプライズのひとり。左SBだけでなく中盤もこなせる器用さを持ち合わせ、攻撃面でも貢献。
契約が残っており残留が基本線。
【2022/12/1 契約更新】
28 山口 4試合／1アシスト ×
昨季ブレイクしたものの、負傷の連続で戦力になれず。堀体制、城福体制共に3番手以降の扱い。
前線へのコンバートもありうるが、さすがに城福体制では厳しいか。
【2022/12/1 愛媛FCへの移籍リリース】
32 宮本 7試合 ◎
Jデビューを果たしたものの、他の大卒ルーキーと比べると、評価すべきストロングポイントに乏しい印象。
SBのレギュラー争いを勝つには、走力、判断力等のいずれかでインパクトを残さない限り、厳しい。
契約が残っており残留が基本線だが、レンタルの可能性も。
38 アルハン 1試合 ◎
Jデビューを果たしたものの、前半で交代。キックの精度等ポテンシャルはあるものの、守備面や戦術理解で大幅な成長がない限り、城福体制下での出場は厳しいか。
契約が残っており残留が基本線。しっかり時間を掛けて順応してほしい。
【MF】
4 梶川 39試合／1得点8アシスト ○
チームトップの出場時間を記録。チームトップの8アシストも、城福体制では出場時間と共に貢献度が減少。
来季も中盤を支える存在として契約更新が濃厚。
7 森田 34試合／4得点2アシスト △
今季は離脱も少なく、アンカーのポジションで開花。来季最も失ってはいけない選手のひとり。
移籍の噂は無いものの、実力はJ1クラス。ステップアップのタイミングか。
8 井出 7試合 ▲
かつてのウィルシャーを見ているかのような存在。加入時の活躍通り、実力は申し分ないものの、シーズンをフルに戦える戦力として計算しづらい為、来季の戦力として残すかどうかは今後の補強次第。
9 杉本 31試合／6得点4アシスト ○
前半戦はMVP級の活躍を見せ、城福体制後もレギュラーとして活躍。秋田戦の負傷が悔やまれる。
契約更新が基本線か。
14 石浦 20試合／1得点 ○
待望のJ初ゴールを記録も、城福体制では出場機会が激減。今季も器用貧乏で終わってしまった。
ポテンシャルは高く、来季レンタルの可能性もあり。
15 馬場 31試合／3アシスト ○
アンカーとしての素質が開花。来季も森田とのコンビを見たいところだが、契約最終年を迎え、ゼロ円移籍の可能性もあり。
17 加藤弘 28試合／2アシスト △
守備面やサイドチェンジの際のキック等で違いを見せるが、致命的なミス多い。
来季はアンカー3番手のポジションを綱島、稲見と争う形に。
年齢的なものもあり、場合によっては契約満了の可能性もあり。
18 バイロン 28試合／4得点3アシスト ◎
出場時間が少ないながらも、右サイドの貴重なアタッカーとして結果を残す。
日本国籍取得手続きを進めており、1年でのステップアップもありうる状況。
【2022/12/01 契約更新】
19 小池 29試合／3得点2アシスト ▲
昨季チーム得点王＆J2日本人得点王も、今季は序盤戦から結果を残せず。
小池らしくないミスも散見され、年齢的な衰えも見える。
残留は来季の補強次第か。
20 阿野 17試合 ◎
17試合に出場も、出場時間はわずか366分のみ。シーズン途中に福井ユナイテッドへレンタル移籍。
契約が残っており、残留が基本線。来季もレンタルの場合、片道切符となる可能性も。
25 稲見 12試合 ◎
手の負傷で出遅れたものの、城福体制ではコンスタントに出場機会を得て、特にボール奪取の部分でストロングポイントをアピール。
契約が残っており、残留が基本線。
来季は綱島や加藤弘堅との激しいアンカー3番手ポジション争い。
29 河村 28試合／3得点3アシスト ◎
城福体制で不動のレギュラーに。献身的な走りでチームに貢献。
来季も欠かせない存在としてレギュラー確定か。
【2022/12/8 契約更新】
33 橋本 3試合 ◎
出場時間短く、評価難しい。来季もユースでの活動がメインか。
34 西谷 9試合 ◎
天皇杯・川崎F戦での活躍もあり、今後が楽しみな選手。
契約更新が基本線。
【FW】
11 端戸 5試合 ▲
負傷の影響もあり、わずか5試合の出場に止まる。シーズン後半は鹿児島にレンタル移籍。
そのまま契約満了の可能性が高い。
13 阪野 10試合／3得点 ◎
開幕前の大怪我から復帰し、出場時間が短いながらも貴重なゴールを挙げるなど、これまでのヴェルディにはいなかったタイプのFWとして活躍。
契約更新が基本線か。
【2022/12/8 契約更新】
27 佐藤凌 40試合／13得点2アシスト ▲
90分平均得点では昨季を下回るものの、数字上は昨季と同じ結果を残し、名実ともにヴェルディのエースに。
本人のステップアップを考えると、契約更新は困難か。
【オファー：福岡】
30 染野 16試合／4得点 △
得点もさる事ながら、守備面でも活躍。
鹿島への復帰が基本線だが、買取OP付きレンタルの可能性あり。
【レンタル中の選手】
MF 松橋（相模原） ▲
レンタル先の相模原で4ゴールを挙げており、成長の跡を見せたものの、契約最終年を迎え契約延長の可能性は低いか。
MF 持井（相模原） ◎
レンタル先の相模原でも出場機会に恵まれず。
3年契約であれば、来季再度レンタルが濃厚。
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