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頑張る大人の休憩所

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大人は毎日たくさん頑張らなきゃいけなくて大変です。 でも「大人だから頑張らなきゃ」と休むことも躊躇います。 大人だって疲れたら休みましょう。 心を休めるときのコラムを集めました。
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#メンタルケア

自分と向き合う:辛い状況を乗り越える力

辛い状況にあると、それがずっと続くように感じて、自分を責めるようなことばかり考えてしまいませんか? その状態でも「前向きに考えなきゃ」と自分に負荷をかけて、更に余裕がなくなってしまっているかもしれません。 辛い状況にあるときこそ、自分自身と上手に向き合うことが必要です。 今回は自分との向き合い方と、そこから得た結果を使って現状を乗り越えるポイントをご紹介します。 1.なぜ自分と向き合うべきなのか①自分の内面に「今の問題」への対処方法のカギがある 先ず前提として、「自分と向

感情のコントロール術:自己マネジメントの鍵とは?

感情のコントロールが出来たらいいのに、と思うことはありませんか? 不安、悲しみ、怒り、焦り、恥。感じたくない感情に支配されるとその感情や思考は強くなる一方です。 色んな対処方法で日々乗り越えているでしょう。しかし効果があるのは一瞬ではないでしょうか。 感情をコントロールするのではなく、感情の本質を知り、自分自身まで支配されないコツをご紹介します。 1.感情のコントロールが難しいのはなぜか?①感情と自分自身が融合して、分離できなくなっている 例えば強い怒りを感じている時を思

自分の強みを活かしたストレスケアプラン:エコマップから学ぶ

セルフケア・メンタルケア・ストレスケアの重要性は分かっていても、中々取り組めない方は多いと思います。 何か新しいことに取り組もうと考えると、どうしても億劫さや「後でいいや」と考えてしまいますよね。 ですが今までどうにか出来ていた事実を思い出すと、「新しい何か」は本当に必要でしょうか。 今回は、既にご自身が持っているものや強みを活かしたストレスケアプランの立て方をご紹介します。 1.ストレスケアに「特別な何か」は必要ない①ストレス源の多くは「慣れない何か」 人がストレスを感

どっちつかずな状態を耐える力

~フォーカシングのススメ~ どっちつかずだったり結果が出ない状態は、不安や疑問、焦りの原因にもなります。 絶対の正解が見つからず探し続ける状態は非常にストレスです。早くそこから抜け出したくて余裕を失います。 しかし「早く」を意識しすぎるあまり、最善手を逃してしまっていないでしょうか。 どっちつかずで中途半端なプロセスの途上を耐える力を得るため、まずは自分自身のモヤモヤと向き合いましょう。 1.どっちつかずが辛くなる仕組み①無理に決断・行動・選択する どっちつかずな中途半

傾聴と夫婦のコミュニケーション

~夫婦関係を深めるための傾聴の重要性と実践方法~ 何かしら理由があって、夫婦関係の修復やコミュニケーションの見直しの必要性を感じることが、夫婦にはあります。 とはいえ、ずっと一緒にいてお互いをよく知っているからこそ、何から取り組めばいいのか分かりません。 今までのやり方では解決出来なかったからこそ生まれた悩みなら、そのやり方、コミュニケーション法を変える必要があります。 その方法の一つが「傾聴」です。 1.傾聴とは①相手の話を無条件で聴く 傾聴とは、音声・情報として「聞

【動画教材】無料プレゼント企画

自分を優しく慈しむ方法 ~セルフコンパッションのススメ~ ✅頑張っているのに自分に自信が持てない ✅いつも同じことで落ち込む自分にイライラする ✅毎日自分を責めてしまい、辛い ✅分かっててもしちゃいけないことをしてしまう ✅もっと完璧で優れていなければいけないのに と悩んでいませんか? 辛い自分を更に追い込んでもっと辛くなって。 その状態で、自分が望む状況が訪れるでしょうか。 今回の無料プレゼント企画は、 「自分で自分に優しくして慈しむ方法」である 「セルフコンパッショ

過去のトラウマを乗り越える方法

~自責感からの解放と新たな視点の見つけ方~ 忘れたいけど忘れられない過去は、いつまでも自分を苦しめます。 当時への後悔だけでなく、いつまでも囚われている自分への自責感も高まります。 過去の事実そのものは変えられません。しかし後から解釈し直すことは可能です。 過去の事実を捉え直し、当時の自分の感情に寄り添い、思考プロセスを認識することで過去の持つ意味を変える方法をご紹介します。 1.過去を引きずってしまう理由①「忘れたい」が強すぎて、振り返りが出来ていない 振り返る作業は、

不安をなくすための心のケア方法

『過去の失敗を繰り返すのでは、と想像すると、不安が強まって辛い』 こうしたご相談を受けました。 起きないかもしれないけど起きるかもしれないネガティブな想定は、振り払うことが難しくストレスになります。 もちろん個々それぞれに出来ることを試していらっしゃると思いますが、それでも不安だから辛いのですよね。 起きてほしくない事態への不安感を感じた時、どう対処すればよいかを考えました。 1.不安とは①不安の定義 何か「良くないことが起きるのでは」という予想に対して、自分が「良くな

心のモニタリング方法 5選

今や街にも店にもモニターやカメラが溢れていますよね。24時間どんなふうに人や物が動いているのか一目瞭然です。 リアルの「物」はカメラに映ります。 ですが心は映りません。けれど自分の心が1日の中でどんなふうに動いたり止まったり上がったり下がったりしているか分かると便利ですよね。 「心をモニタリングする」方法を考えました。 1.心をモニタリングする方法5選①ジャーナリング ジャーナリングとは、思っていることを考えや判断を加えずに手書きでノートにひたすら書き綴ることで、自分でも

心の柔軟性を高める5つのステップ

心ってどうしたら強く出来るんでしょうね。 というか、心の強さって何かな、って考えました。 「頑強さ」ではなく「柔軟性」が、常に何かを感じたり揺れたりする心を守るためには有効な要素なのではないでしょうか。 1.心の柔軟性とは?「レジリエンス」という言葉は、最近は色んなところで聞くようになりました。 「ストレス」の仕組みを説明するとき、ボールを押す指(ストレッサー)と押されて凹むゴムボール(ストレス反応)が使われます。 この時の「ボールが凹みを元へ戻そうとする力」が、「レジリ

助けを求めるスキルを身につけよう

困っている時、出来ないことを前に途方に暮れた時。 他の人に助けを求めることが出来れば解決するかもしれませんが、意外と出来ないものです。 自分だけで何とかしなければ、と責任感の強い人ほどSOSを出せない。 助けを求めることは「怠け」でも「逃げ」でも「甘え」でもありません。 ではどうやったら助けを求めることが出来るようになるでしょうか。 1 出来る人ほど一人で悩むメンタルヘルスを損ないがちな方は、得てして優秀で責任感が強く、自分を律することを良しとするタイプが多いです。 全て

リフレッシュのための7ヶ条とNG3項目

いつもお仕事に家事に勉強、お疲れ様です。自分のことだけでなく家族のケアなど、一人二役・三役もこなしている方も多いと思います。 忙しい時に一番気になるのは時間。焦ってあれこれ詰め込む中で、自分のリフレッシュがついおざなりになっていませんか? 今回は心身のリフレッシュ方法7つと、NG項目3つをご紹介します。 1.リフレッシュ7ヶ条①朝:朝食を食べる 朝起きた時はまだ体が睡眠状態から完全に脱していません。これを気合で乗り切ろうとするから疲れてしまう。車で例えると空ぶかししてい

日常の中で出来るリトリート5選

リトリート、という言葉をご存じでしょうか。 忙しい毎日を繰り返して、自分のことを後回しにしがちな社会人には何より必要なものかもしれません。 特に家族を支えるメンタルケアラーさんには日常的に取り入れていただきたいです。 今回は「日常の中で出来るリトリート」はないか、考えてみました。 1.リトリートとは転地療養、という言葉が示すように、日常生活の場から離れてリフレッシュすること、と癒えそうです。 「トリートメント」ですから、お手入れです。 日々のストレスや疲労は、睡眠や食事

心の温め方

日を追うごとに少しずつ寒くなっていきますね。 本当に少しずつだから、実は自分が冷えていることに気づかなかったりします。 体の寒さは、オフィスや電車などの暖房でカバーできる場合もありますが、 心が冷えている時は、自分が気づいて自分が温めなければ冷えっぱなしです。 体だけでなく、心にとっても冷えは大敵。 では、どう怖いのか、どこで気づけるのか、どうすれば温められるのか、を考えてみましょう。 1.心の冷えはなぜ怖い?心が冷えるとか、それまで心の中にあった何かが無くなって空間が出