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働く人のメンタルヘルスのために

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毎日お仕事お疲れ様です。 働く人のメンタルヘルスに役立つコラム・情報をまとめました。 気を付けること、いざという時に活用できる制度やサービスなど、更に更新していきますのでよろしく…
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#カウンセリング

気分が落ち込んだ時の対処法 ①仕事編

毎日何時間も取り組まなければならない仕事は、落ち込むことの連続です。 嬉しいことなんて振り返っても数えるほどしか覚えていない。 疲れていれば行きたくないし、気持ちが落ち込んでいれば尚更です。 仕事で気分が落ち込んだ時の対処方法について、考えてみました。 1.落ち込んだ時に必要なこと①自分を責めない 仕事上でのミス、失態の大小にかかわらず、気分が落ち込むようなアクシデントが起きれば、人は誰でも自分を責めてしまいます。 中心人物なら尚更、そうでなくても「もっとうまく立ち回る

心の衣替えをしましょう

6月になりましたね。 2023年も早くも上半期終了です。 6月からクールビズになる職場とか、夏服に切り替わる学校は多いと思います。 冬と比べて薄手だったり袖の短い服を多用するように、気持ちも「夏仕様」に切り替えていきましょう。 具体的には、上半期の振り返り、新年度以降の緊張解消です。 ≪上半期の振り返り≫仕事に限らず、新年を迎えた時に決めたことが何かあったと思います。 資格取得、ダイエット、貯金、○活、など。 しかし色んな事情で思ったように進んでいなかったり、もっとやりたい

言いづらいことを伝えるコツ

言いづらいことだけど言わなきゃいけない、言ったほうがいいこと、というのは、人と関わっていれば度々出てきます。 分かっている、でも言えない、言いづらい。 それはどうしてでしょうか。理由別・ケース別に伝えるコツを考えてみました。 1.職場編①相手が仕事でミスをして指摘する時 大抵の職場なら、上司的な立場にある人が指摘する役割を負いますよね。 でも、立場が上司だからといって何でも言えるわけではない。かといって黙っていることも出来ない。同じことをその人が繰り返す可能性があるだけ

五月病対策は「自分回帰」

大型連休が終わり、またいつもの毎日が再開します。 休むのも仕事するのもいつものことなのに、普段以上に心や体の準備が必要な気がしてしまいますよね。 これからの時期、心配なのは五月病です。頑張った人ほど気を付ける必要があります。 五月病への備えは「自分回帰」です。 1.五月病とは五月病とは通称で、正式な病名ではありません。 新年度以降の環境変化への適応のために心身が疲弊したりストレスがたまっている場合。 または環境変化への適応がうまくできずに体調やメンタルに不調を抱えてしまっ

すぐできるスキルアップ対策5選

仕事をしていると、スキルアップは常に心がけたい問題ですね。 とはいえ、いきなり何かの資格の勉強を始めるとか、仕事の後に習い事をする、副業を始める、というのは、忙しい毎日の中ではハードル高く感じて手が出せません。 今日からすぐ出来るスキルアップ対策から初めてみましょう。 1.形から入る:身だしなみ形から入るのは、手っ取り早い上に気持ちの切り替えにもなります。 そして内面のレベルアップよりも周囲に気づかれやすいので、モチベーションを保ちやすいというメリットもあります。 全部

愚痴を言うときの作法

先日、愚痴を聞く時の対処法についてアップしました。 今回は、愚痴を言うときの注意点や「上手な愚痴」とはどんなものか、について考えました。 1.愚痴を言う前の下準備①今一番強い感情は何か 愚痴を言いたくなる時とは、何か強い感情に突き動かされている時であることが多いです。 怒り、悲しみ、落ち込み、ショック、恥ずかしさ、など。 愚痴は衝動的にこぼれ出てくるものですから、整理して話すのは難しいかもしれませんし、話しているうちに色んな出来事が数珠つなぎに想起されて、色んな感情

我慢は「心」に毒

日本人はとかく我慢が大好きです。 忍耐、耐え忍ぶ、石の上にも三年、忍の一字、辛抱強い。 少しずつ薄れ始めていますが、それでも我慢することの美点ばかりが取り上げられることのほうが多いです。 しかし我慢は体だけでなく心にも毒です。 どうして毒なのでしょうか。 我慢しないためにはどうすればいいでしょうか。 全ての我慢が毒なのでしょうか。 1.どうして我慢は毒なのかまず、シンプルに「しんどい」ですよね。 『今我慢している』と実感するときは、痛みや不快感、不安、怒り、苛立ちのような

仕事とメンタル不調 ③不調をケアする

さて、仕事で負ったメンタル不調は、どのようにケアすればいいでしょうか。 仕事が理由の場合の特徴と、仕事特有の解決策をご提案します。 1.仕事のメンタル不調の特徴仕事由来のメンタル不調には、いくつか特徴があります。 ①ケアする暇がない 仕事をする上での悩みとして「業務時間・業務量が多い」というものがあります。 週5日、1日8時間が基本で、それより長時間働いていれば、仕事以外の時間がありません。 人は仕事だけしていれば生活できるわけではありません。 帰れば家事が待っています

仕事とメンタル不調 ②自分の欲求と取り扱い方

前回は「仕事をする上で起こるメンタル不調」の、理由・きっかけについて考えました。 そして「メンタルが不調の予防策」の一つとして、自分がどうしたいか、の「欲求」を知ること、をご提案しました。 では、仕事上の欲求とはどんなものがあるでしょうか。 そしてそれとどのように向き合えばいいでしょうか。 1.「欲求」とは?心理学では欲求について様々な定義がありますが、ここでは「マズローの欲求階層説」に基づいて考えてみたいと思います。 生理的欲求とは、生命を維持するための本能的な欲求で

季節の変わり目の不調 ②対策・治し方

前回は季節の変わり目に何故調子が悪くなってしまうのか、の理由について考えてみました。 後編では、不調への対策(予防)と、もし調子が悪くなってしまったらどうやって復調すればいいか、について考えたいと思います。 1.対策①:自律神経ケアをしよう春先の気温・気候の変動が自律神経の乱れを招く、とお話ししました。 自律神経が乱れると、生活リズムが崩れます。一番影響を受けるのが睡眠です。 睡眠がきちんととれなくなると、血流が悪くなって全身が栄養失調気味になり、免疫力が落ちて、日中の疲労

季節の変わり目の不調①

寒い季節が終わって分厚いコートやマフラーも必要なくなって、花も咲いて、さあ春だ!と思ったら体調がすぐれなかったりメンタルが低調だったり……。 せっかく暖かくなってきたのに、と、無理に動こうとしていませんか? 季節の変わり目は心身のバランスが崩れるのは「当然」なのです。 1.春先に起きやすい体調不良たとえば 頭痛 眠気が強い 肌荒れ 発熱 だるい 疲れやすい などを感じる方が多いようです。 どれも一つくらいは普段から感じやすい不調だから、これを理由に病院に行こ

【仕事とストレス】にまつわるQ&A

4回にわたって「仕事とストレス」について考えてみました。 仕事は契約関係と責任で成り立っているため、ストレスを感じやすい ハラスメント被害に遭遇したら、被害者は自分を責めてはいけない 仕事上のライフイベントは「変化」と共に現れる。誰もが経験するから、と軽く扱わない ストレス対策の原点は「セルフケア」と「自分を知る」こと などについてお話しました。 最後に、仕事のストレスに関するよくあるご質問を取り上げたいと思います。 Q1:職場における3大ストレスとは何ですか?A

【仕事はつらいよ】④仕事のストレスと心の病

「仕事のストレス」について考える第4回目のテーマは「心の病」についてです。 ストレスや疲労が溜まれば病気になってしまう、というのは、どたなも分かっていることだと思います。 分かっているのに、仕事が理由での健康被害は後を絶ちません。 仕事✕ストレス=病気になる流れと、対策方法について考えてみました。 1.仕事が理由の抗ストレスで起きやすい病気①うつ病 メンタルな病気で最もポピュラー、かつ仕事と関わりが大きいのが「うつ病」だと思います。 どうしてうつ病になるのか(発症機序)

【仕事はつらいよ】③ライフイベントと仕事の関係

「仕事のストレス」について考える第3回目のテーマは「ライフイベント」です。 仕事特有のものもあれば、生活面、その両方など、人生はイベントだらけです。 ストレスを巨大化させずに難局を乗り切るには何が役に立つか、を考えてみました。 1.ライフイベントとはあまり耳慣れない方も多いと思いますので、言葉の定義から。 朝起きて、日中活動をして、夜寝る。という毎日のサイクル以外に、人生には大きな出来事が必ず起こります。それらを総称して「ライフイベント」と呼びます。 例えば結婚、定年退