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働く人のメンタルヘルスのために

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毎日お仕事お疲れ様です。 働く人のメンタルヘルスに役立つコラム・情報をまとめました。 気を付けること、いざという時に活用できる制度やサービスなど、更に更新していきますのでよろしく…
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2023年1月の記事一覧

気分が落ち込んだ時の対処法 ①仕事編

毎日何時間も取り組まなければならない仕事は、落ち込むことの連続です。 嬉しいことなんて振り返っても数えるほどしか覚えていない。 疲れていれば行きたくないし、気持ちが落ち込んでいれば尚更です。 仕事で気分が落ち込んだ時の対処方法について、考えてみました。 1.落ち込んだ時に必要なこと①自分を責めない 仕事上でのミス、失態の大小にかかわらず、気分が落ち込むようなアクシデントが起きれば、人は誰でも自分を責めてしまいます。 中心人物なら尚更、そうでなくても「もっとうまく立ち回る

脱・ネガティブ思考の道

ネガティブな感情や思考が生まれること自体は誰でもあるものですが、四六時中否定的な思考や不安、暗い想定に縛られるのは辛いです。 では、長期的な対策として、脱・ネガティブ思考するにはどうすればいいか、を、考えてみましょう。 以下の4つの要素が中心となります。 1.マインドフルネス当ブログでも何度も登場する「マインドフルネス」ですが、定義としては です。 人の思考や意識は、気を抜くとすぐに過去や未来など、自分が直接どうにかすることが出来ない時空に飛んでいきます。 何か問題が起

ネガティブ感情のせいで冷静になれない

≪ご相談への回答≫ ご相談ありがとうございます。 まずは体調は如何でしょうか。この時節、流行病だけでなく寒さや寒暖差で体に負担がかかりやすいです。負担にならない程度に、体を労わる工夫をしてみてください。 『ネガティブな気持ちから抜け出せず辛い』というご相談ですね。 生きていれば、嫌なことや不幸ごとはどこかで遭遇します。完全に避けることは出来ませんし、避けようとすると今度は行動範囲や生活環境が限定され、本来得ることが出来るはずの楽しいことや嬉しいことから自分を遠ざけることに

ネガティブ感情のトリセツ

ネガティブかポジティブかは関係なく、感情とはその場の状況に応じて自動的に湧き上がってくるものです。 ポジティブなものだけ拾い上げて、ネガティブなもの(自分に不都合なもの)は全部消去する、ような便利な機能は人間にはついていません。 自然に沸き上がり、強力で、あとまで残るネガティブな感情をどのように取り扱えばいいのか、を、考えてみました。 1.ネガティブ感情の種類ネガティブな感情とは、どんなものがあるでしょうか。 怒り、緊張、不安・恐怖 苛立ち、焦り、妬み 悲しみ、孤独

仕事でうつにならないために ③現職への適性

仕事うつを予防するための要素3つ目は、「今の仕事(現職)への適性」についてです。 ○○占いなどで見る「あなたの適職は○○師です」のようなことではありません。 仕事とは、無数の業務の塊です。○○師に向いているかどうか、というのはマインドの問題なので、その職業の理念に同意できるかどうか、ということになります。 それとは別に、業務への適性に悩んだ時、どのように対処したらいいかを考えたいと思います。 1.適性が無いと感じる時業務への適性が低い時とは、一つ一つの作業に対する苦手感・抵

仕事でうつにならないために ②モチベーション

今回は、仕事うつ防止対策の2つ目、「モチベーション」についてです。 キャリアへの意欲・モチベーションを考える時、職業選択の時点でどうするか、という考え方は多方面で論じられていますが、既に職業についている場合、職業選択に視点を置くと「転職」という選択肢しか亡くなってしまいます。それは多くの方にとって現実的ではないと思います。 今回のブログでは、現在の職業・業務・作業に対するモチベーションが低いまま働き続けることが、うつ病へのリスクを高める可能性がある、という前提で、それへの

仕事でうつにならないために ①環境変化への適応

前回のブログで、「仕事でのうつ病リスク要因」についてお話いたしました。 色々原因は想定されるなかで、環境変化・モチベーションの有無・業務への適性、を大きな要因としてピックアップしました。 3つの要因に対し、どのように対処することでうつ病などのメンタル危機を回避できるのか、を、見ていきたいと思います。 本日は1つ目の「環境変化」への適応についてです。 1.環境の変化に適応するためのスキル周辺環境が変化した時に、自分がどのように適応しているのか、自分の中のどんなスキル(資源)

仕事上でのうつ病リスク要因とは

改めまして、新年おめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 あっという間に今日も2日。明後日には仕事始めですね。 仕事を思い浮かべると、つい気分がブルーになりがちです。 生活していく上で仕事は必須ですが、その仕事が元でうつ病になる人は増加の一途です。 では、職場にはどんなうつ病リスクが潜んでいるのでしょうか。 1.環境うつ病と似た症状を呈する疾病に「適応障害」があります。 人は、外部環境に自分を適応させて、その中で自分の役割を果たしたり、欲求を満足さ