債権と債務

以降の記事で使う「債権」「債務」という用語を理解するための、平易な説明です。

さいとは

債とは「借り」のことです。金銭的な借りとは限りません。ドラマや漫画でも、何かしら(特に命)を助けられたときに「借りができたな」と表現することありますよね。その「借り」です。

何らかの支援を受けた人は「借りがある」状態、支援をした人は「貸しがある」状態です。

貸しと借りは、必ず対で存在します。どちらか一方だけが存在することはあり得ません。

債権とは

債権とは、借りを返してもらう権利です。貸しがある側の権利です。権利なので、「債」と表現します。

債務とは

債務とは、借りを返す義務です。借りがある側の義務です。義務なので、「債」と表現します。


資産/負債との関係

民法的には、貸し借りというのは、債権を持つ者が権利を行使する(権利を使う)ことができ、その場合には、債務を持つ者が義務を履行しなければ(義務を果たさなければ)なりません。

(貨幣への前フリ・・)

賢明な読者はお気づきでしょうけど、債権資産に相当し、債務負債に相当します。

これ、とても重要なことなので、よ~く考えてみてください。債権は、権利を行使しなくとも、(権利そのものが)資産にあたるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?