【創作】チラシを作ったらすごいの(←)出来た
店主「やり方はYouTubeとかTwitterで公開してる人が居るし、印刷はプリントパックとかラクスルに頼めばいいんだし、俺にも出来らぁ！」
という設定で、ある日我が家のポストに投函された焼肉屋さんの残念なチラシが出来上がる過程を再現してみようかと。
何の役にも立ちません、ただ思い当たる節で「あ〜ぁ」と頭を抱えていただければと。
《ソフトウェア》
本来であればIllustrator、せめてPhotoshopを使った方がいいんでしょうけど。
使ってはみたけれど7日間の試用期間では操作を覚えることも難しく、だからと言ってアドベ税を払う気も起こさず、検索したけどGIMPやInkscapeの無料ソフトはさらに使いこなせず、オススメに出てきたAffinity Photoの1ヶ月お試し期間中になんとか作り上げた、という設定にします。
《まずは用紙の設定》
Affinity Photoを立ち上げると、ドキュメントサイズを決めるダイアログが表示されます。210mm x 297mmとか覚えてなくても良いんですって。便利な世の中になったもんです。
店主「よくポストに入ってるのはA4サイズだから、うちもA4で作ろう」…ポチ。
印刷物を作るならカラーはCMYKで……左側のメニューの「Peess Ready」って書かれている項目の下にもA4があるでしょ……そっちをですね……
あと出来ればカラープロファイルはJapan Color 2001 CoatedかJapan Color 2001 Uncoatedを選んだほうが……
《画像の配置など》
店主「とりあえず背景は黒くして」
店主「前に作ってもらった店のロゴを上に置いて」
ランサー○とかジモテ○で「1万円で作ります」と言ってた人に頼んだロゴです。箸袋やスタンプカードに使うサイズのjpgファイルしか納品されていません。psd形式？なにそれ？
店主「地図は下に置いて」
地図も作って欲しかったのですが、ロゴを頼んだ人には5千円と言われてしまったので自分で作ることにしました。無料で使えるサービスはこちらです。
Mappin' Drop（マッピンドロップ）は、地図をデザインするサービスです。
店主「店名は下に置いて」
店主「肉の写真を上半分に置いて」
写真はフリー素材を使うようです。今回はhttps://free-materials.com/さんから素材をダウンロードしました。
うん、えと、ダウンロードボタンの存在に気付かない人って一定数居るんですよ。しかも運良く（悪く？）、サムネイル画像をドラッグ＆ドロップすることで配置できちゃったりする場合があるんですよ。「何したんスか？」って問い詰めると「いや何もしてない、普通にダウンロードした」って言う人がね…
店主「よく注文されるカルビとロースの値段と、平日のサービス品と休日のおすすめ品は目立つように真ん中あたりに置いて、っと」
店主「あ、営業時間と電話番号忘れてたわ。追加」
店主「まだスペースあるなぁ…そうだ、千円引きクーポン付けて客寄せしよう」
「ついでにスペースあるからキムチとかの値段も入れちゃえ」
《あとは印刷に出すだけ》
店主「よしこれで完成！ファイルに保存して」
店主「ネットプリントに出して…」
「光沢紙？普通紙？一番安いやつに決まってるだろが！マット紙薄手！」
「枚数は…1営業日出荷で1000枚と3営業日出荷で2500枚が同じ値段なら多い方にするわ！」
「校正？試し刷り？時間が余計にかかるんだろ？しないしない」
「よーし注文完了っと！届くのが楽しみ！」
《この話のオチ》
チラシが届きました。紙の右端に印刷されていない白い部分があったり（下地の黒い画像をロックしていなかったので編集中に移動してしまっていたのが原因）、色味が少々よろしくなかったり（色校見てないもんね）、そもそも店の周りには配る先が1000軒も無く、バイトに配らせたものの半分以上は在庫として店に残ったままです。チラシを見て来てくれたお客さんは何組か居ました。効果測定としてはいい媒体ですね。
安いところに頼んでもきちんとしたものが出来る場合もありますので、ぜひともデザイン代をケチらず検討してみてください。頼んだのにこういうチラシが各家庭に投函されてしまったという場合は…えぇまぁ、そういうことをされている業者さんもいらっしゃいますよね、とだけ付け加えさせていただきます。
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