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大河ドラマに大倉喜八郎。でも学生は反応しないだろう:一戸信哉の「のへメモ」 20211019

スタート直後から、新発田の人たちが期待していた、大河ドラマでの大倉喜八郎の登場。出演者の中で発表されています。演じるのは岡部たかしさん。


「明治維新後、アメリカや欧州への渡航経験を活かし、大倉組商会を設立して海外貿易に乗り出す。栄一と共にふたりで発起人となり、東京商法会議所を設立。他にも、電力やガス、ホテル、劇場などの事業を栄一と共に立ち上げる。栄一とは終生、深い交友を結んだ。
【岡部たかしさん コメント】
演じさせていただく大倉喜八郎は、どうやらいい意味イケイケで商売の才もえげつなくあり、鉄砲売ったり、企業、大学、ホテル、劇場などをガンガン創業したり創設したり設立したりと、とにかく創って忙しい。それらは今も輝かしく現存しています。
新一万円札の顔になってもいいというくらいの人物ですよ。
彼の豪快なエネルギーを自分に注入し皆さんが創りあげてきたドラマをさらに盛り上げたいと思います。」

世間的には大島優子さんの登場、法学部界隈では穂積陳重の登場が話題になりそうですが、新発田の人たちの間では、圧倒的に、郷土の英雄、大倉喜八郎です。現在、大倉喜八郎ゆかりの建物「蔵春閣」の移築も進んでおり、市を挙げて、大倉喜八郎ブームを作ろうという機運真っ只中でもあります。

ということなのですが、たぶんラジオ制作を一緒にやっている学生たちの反応はあまり期待できません。そもそも大河ドラマを見てないでしょう。ひょっとすると、大倉喜八郎で盛り上がる街の機運にも気づいていないかもしれません。自分にとっての「時の話題」が、必ずしも学生たちと共有されてないとしても、彼らには彼らなりの「時の話題」があるのだろうと思います。とはいえ、メディア専攻の学生たちですし、ラジオ制作でも「時の話題」への感度が求められます。エフエムしばたの番組である以上、新発田の人々の関心には、まず敏感であってほしいところです。

彼我の世代の違い、関心の違いを乗り越えて、「時の話題」をある程度は共有できるようになってほしいとは思います。そして自分もわからないなりに、若者たちの「時の話題」を理解するように心がけています。

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