サンタププロジェクトしばた、新潟SDGsアワード奨励賞に:一戸信哉の「のへメモ」20220223
昨年11月に番組でも取りあげた、学生たちの活動「サンタプロジェクトしばた」が、第2回新潟SDGsアワード奨励賞に選ばれたと、発表がありました。
サンタプロジェクトしばたについては、2021年11月にも、敬和キャンパスレポの中で、「敬和×SDGsレポ」の7回目として紹介しました。
サンタプロジェクトしばたは、2009年から10年以上にわたって続いているプロジェクトで、クリスマスを病院ですごす子どもたちに、皆さんから贈られる本をとどけるという活動です。本をそろえてプレゼントすることそのものを学生が行うのではなく、その趣旨を理解し、仕組みを運営するところを学生が担っています。放送の時にきてくれた高橋さんと岩崎さんも、丁寧にプロジェクトの趣旨を説明してくれました。直接的に「誰かを助ける」ということだけでなく、その仕組を動かすという地味な活動にも、きちんと意義を見いだせるよう、指導する同僚たちがうまく学生たちを導いているとも感じています。
「サンタプロジェクト」はその後県内各地に広まりを見せたほか、他県の地域からも参加があると、番組の中で説明がありました。
敬和学園大学の中には、SDGsの視点で大学の諸活動をとらえ直す研究グループがあります(私も参加しています)。このプロジェクトが、SDGsアワードの存在を学内に告知し、広く応募をよびかけていたところで、今回サンタプロジェクトのメンバーも応募してくれました。SDGsはどうしても、環境問題に関連する取り組みと思われがちですが、サンタプロジェクトも教育や子どもたちの健康福祉に関わる意義ある取り組みだろうということで、研究グループのメンバーから応募するように声をかけました。サンタプロジェクトに新たなコンテキストが加わり、その意義が高まったようにも感じます。
「敬和×SDGsレポ」としても、大学の中にある諸活動、新発田や新潟にある諸活動の中から、「これもSDGsの観点で意義ある活動であろう」というものを、順次紹介していきたいと思います。
第2回新潟SDGsアワード、3月に表彰式が行われる予定です。
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