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よみがえる新日本紀行「歌が生まれてそして〜長崎県奈留島〜」:一戸信哉の「のへメモ」20221214

昭和51年の五島列島奈留島で取材した新日本紀行が、「よみがえる新日本紀行」で放送されました。

奈留高校の校歌を作って欲しいというリスナーの声に応えて、ユーミンが作った、「瞳を閉じて」の話からスタート。若き日の「荒井由実」が登場しています。「瞳を閉じて」は、奈留島の高校生のほとんどが、島を出ていくというところから、歌詞が展開されています。

何人か覚悟を持って島に残る漁師の息子たちも、(当時の)現代的な若者で、ギターを弾きながら「瞳を閉じて」を歌っています(ここは少しやらせ感がありますが)。高校教員たちは、「瞳を閉じて」という現代的な曲を「校歌」にしてほしいという提案を受け止め切れず、結局歌は愛唱歌にとどまりました。

深夜放送にハガキを送った本人は、高校を卒業して上京し、東京駅の食堂でアルバイトしながら、浪人生活を送っていました。たぶん島にいたころとは、気分が変わっているように見えました。

途中、五島列島の隠れキリシタンの信仰が、独自の発展を遂げた「カクレ」信仰の話も登場。先祖代々の「オラショ」の話も紹介されています。

昭和51年に高校を卒業した「若者」たちは、昭和32年生まれとすると、現在60代半ばということになります。

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