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MCエッセイ Vol.23 伝えたいことを明確に(渡邉太智)

今回は、国際文化学科4年 渡邉太智がお届けいたします。

私事ではありますが、先日3月24日に敬和学園大学を卒業しました。

中学生時代ほとんど授業を欠席していた自分にとって、大学を何事もなく卒業できたことは夢のようです。ひとえに周りの友人、教員の方々、そして両親の支えがあってこそのことだと思っています。本当にありがとうございました。

この4年間でたくさんの経験をし、良き友にも恵まれて、自分の中の世界が広がったように思います。とは言ってもまだまだ狭い世界に生きていますので、さらに自分の世界に飛び込んでいけたらと思います。
大学生活ではこのように経験を経て成長できたこともありましたが、逆に浮き彫りになってきた未熟な点も多くあります。

例えば、私は大学で主に映像制作を学んできました。映像を制作する上で重要なのが、「なにをテーマにして、なにを伝えたいか」を明確にすることです。ここがはっきりしないと作品としての趣旨がブレてしまいます。ですが、私はこの「なにを伝えたいか」を明確にするのがとても苦手であると映像制作を通して自覚しました。

この「なにを伝えたいか」を明確にするためには自分自身の信念が必要です。私は初め、映像制作について「面白ければ良いだろう」というように考えていました。しかし、自分が「面白い」と思うものだけではそこの浅い作品になってしまいます。「面白い」だけでなく自分が持つ信念を作品に投影してこそ、独自性のある良い作品ができると思います。またこれは映像制作だけでなく、日々を生きる上でも大事なことだと思います。自分の信念、つまり自分自身の考えや意見がなければ自分らしい生き方はできないと思います。
この確固たる信念を確立するのが、私のこれからの目標です。

と、ここまで書いてきましたが、今回私が伝えたかったことは伝わりましたでしょうか?伝わっていましたら幸いです。伝わっていませんでしたら、申し訳ございません。これから先、自分の信念を確立して、どなたにでも「なにを伝えたいか」が伝わるような大人になれるよう精進していきたいと思います。そんな私を心のどこかで応援していただけると嬉しいです。

最後になりますが、敬和キャンパスレポをお聞きしている皆さん、このエッセイを読んでくださっている皆さん、約2年間本当にありがとうございました。本当に貴重な経験をさせていただきました。いつかまたお会いできたらと思います。

それでは、皆さんお元気で。さようなら!

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