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YouTubeでもよくわかる最近のネパール:一戸信哉の「のへメモ」20220314

先週3/11の敬和キャンパスレポ、聞いていただきありがとうございました。まん延防止措置で、学生や学外者の入構制限がかかったため、春休み中の収録企画がことごとく崩れている中、私の持ちネタからネパールの話をさせていただきました。

担当MCの岸田さんは、これまで全く興味も持ってなかったであろうネパールについて、ちゃんと食らいついて話をきいてくれました。結果的に初心者編としてはそれなりにまとまった話になったのではないかと思います。ぜひまだの方は以下のリンクから聞いてみていただければと思います。

とはいえ、私がネパールにある程度まとまった期間滞在していたのは、もう15年も前のことで、その後はせいぜい1週間程度(それでも日本の仕事を調整するのは大変ですよね)の滞在が数回あった程度ですので、どうしても最近の事情には疎くなります。変わったところ、変わってないところ、いろいろあるでしょう。今回、私のしゃべりではカバーできない街の様子を、岸田さんに知っておいてもらおうと、YouTubeの動画をいくつか探してみました。15年前とは異なり、ネパールのネット回線もだいぶ改善されたのでしょう、現地事情が垣間見える動画がいくつか見つかりました。

観光客が激減して大打撃を受けて、閉店が続くカトマンズタメル。その様子を伝えてくれているのが、こちらのPUG CHANNELというチャンネルです。タメルだけではなく、カトマンズのあちこちをバイクで走りながら撮影しています。タメルは旅人が集まるところなので、ネパールを旅した人の多くが立ち寄るところなので、私にはとても懐かしい風景です。おそらくなんでも割高なので、実際に住むようになるとそんなにこないのだと思いますが、でも都会の洗練された雰囲気の街、という感じではないです。あいかわらず雑然とした感じで、今回放送でも流してもらった、「Om Mani Padme Hum」がループ再生されている、マントラ画のお店も複数見つかりますし、露天商と気軽に会話する様子もネパールっぽいです。

Deva Premalさんのバージョンは、だいぶ洗練されたもので、通常街なかで流れているのは、以下のようなアレンジのものだったと記憶しています。

PUG CHANNELでは、新型コロナウイルスに翻弄されて、山あり谷ありのネパールを、旅人の視点で撮影し、伝えてくれています。

もう一つ、カトマンズで旅行会社を経営されている方が公開されている「日々のネパール情報」というチャンネルでは、より広くネパール各地の情報を動画伝えてくださっています。旅行会社の方なので、旅人の視点にたってはいますが、より生活者に近い内容もあるようです。

以下は、番組中で私が「乗ったことがない」とお話しした、陸路でカトマンズからポカラに向かうときの様子を動画でまとめてくださっています。

郊外に出ると、ごちゃついたタメルあたりとは異なり、少し洗練されたショッピングセンターもあるのですが、そこで食べるチャウメンのことが紹介されていました。炒麺、ということだと思いますが、要するに焼きそばで、こうした「中華っぽい」ローカル食は、ダルバートに飽きてきた日本人には救いとなります。


地元の人に人気のダルバートの店も素晴らしい映像でした。番組中で紹介した、ご飯の追加投入の様子も出てきます。

「日々のネパール情報」は以前からブログのタイトルとしても使われていたものだと記憶しています。大変お世話になりました。現在もブログやTwitterで発信されていて、最近の様子がよくわかります。

番組中でもお話ししましたが、旅行先としてのネパールは、学生時代にこそ訪ねてほしい場所です。学生たちの多くは、きれいで環境の整った欧米に行こうとしますし、その気持ちはもちろんわかりますが、費用面で折り合いがつかない人で「異文化」を知りたいという漠然とした希望を持っている人には、東南アジアやネパールのような場所をおすすめします。タイを経由してネパールにいって、数週間放浪してくると、旅人としての経験値は相当にあがります。タイに行ってから、というところがポイントですね。いきなりネパールだとカルチャーショックが大きいでしょう。

とはいえ、向き不向きはあるでしょう。万人におすすめはしません。少しタフな経験をしながらでも、アジアの国々を旅して、「多様さ」を学びたいという方に、ぜひ学生時代にチャレンジしてほしいと思います。動画でみたところでは、ワクチン二回接種者だと、隔離期間なしでネパールに入国できるようになったようですね(日本帰国後は隔離期間がありますが)。いずれにしてもこうした制限や感染状況は日々刻々変わりますので、状況確認しながら計画してみてほしいです。

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