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木魚のこと

木魚は、お経を読むときや、念仏を称えるときに用います。リズムが取りやすく、大勢でも、声を合わせやすくなります。座布団に乗せると、音が響いて、良い音がします。

木の魚と書きますが、魚には見えないものも多いです。竜をかたどったものもあるそうですが、中には、尾びれがついたものもあります。これなら魚に見えますね。

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なぜ、魚の形をしているかというと、魚は眠るときも目を閉じないからです。居眠りしたり、なまけるのを戒めるという意味があります。

木魚は、丸い形をしており、中がくりぬかれています。くりぬいた口が向こう側になるよう(自分からは見えないよう)に置いてください。

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大勢で声を合わせる時には、声と同時ではなく、間に打つようにすると、小さな音でも、よく聞こえ、合わせやすくなります。これを「間打ち(あいだうち)」といいます。発声と同時に打つのは、「頭打ち(あたまうち)」といいます。

お経の声に負けないようにと思って強く打つと、木魚は割れて(ひびが入って)しまいます。割れた木魚は、見た目ではわかりませんが、音が響かなくなってしまいます。くれぐれも、強く打ちすぎないように、ご注意ください。


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