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《お念仏だより#111》三具足を供えよう

三具足みつぐそくは、
花、線香、ロウソクを
仏様に供えるための
道具です。

ロウソクを立てる燭台
線香を立てる香炉
花を立てる花入れを
合わせて、

三具足といいます。
読み方は「みつぐそく」


私たちは、
当たり前のように、
仏前に花を立て、

線香とロウソクを
お供えしますが、

なぜ、仏壇には
花と線香とロウソク
なのでしょうか?




それは、
仏壇が
極楽を
示しているからです。

極楽には、
色とりどりの花が
咲き乱れ、

かぐわしい香りが
一面に漂っています。

また、あらゆるものが、
金色に光り輝き、
まばゆいばかりです。

今のように明るい
LEDライトもなかった
時代には、

ロウソクの光は、
何にもまして、
夜の闇を
消し去ってくれる
ものでした。

最高の明るさを
実現するのが
ロウソクの明かり
だったのです。

線香は、
極楽の香りですから、
できるだけ
香りのよいものを
使うに越したことは
ありません。

香りの強い花は
仏前には
ふさわしくないと
いう人もありますが、

色がきれいで、
香りがよくて、
幸せな気分にさせてくれる花は

どんな花でも、
仏前に供えて
よいのです。

季節の花を選んで、
美しく飾ってください。

南無阿弥陀仏


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