見出し画像

頭をぶつけないように

 頭部は特に危険なので、皆様もご注意ください。

 私達が普通に生活していても、頭や頭部をぶつけないように気をつけないとならない時もある。特に大切な脳、目、顔をぶつけたら、最悪の場合後に影響が残る恐れもある。
「頭上注意ってあるわ。」
「頭をぶつけないように注意ってあるわ。」
 そのため、天井が低くなっているところ、頭をぶつける危険があるところには特に「頭上注意」「頭をぶつけないように注意」とある。大柄な人や長身の人は、特に頭上に気をつけないとならない。
「晃助お兄様はご病気なの?」
「違うわ。晃助が階段から落ちて頭をぶつけちゃって、具合が悪いの。」
 幼少期のいつだったか、晃助お兄様が頭をぶつけて、お母様に看護されて寝ていた時もあった。私も晃助が風邪等の病気と思ったが、正しくは頭をぶつけて具合が悪くなっていた。
「俺様、いつだったか階段から転げ落ちて頭をぶつけたぜ。前から床に強くぶつけて、母さんに寝かされたぜ。俺様の頭にしばらく痣が残ったぜ。」
 晃助も頭をぶつけてしまったのを覚えている。晃助自身も鮮明に覚えているため、具合が悪かったが意識はあり、重傷ではなかったともいえる。
「皆も気をつけないとだけど、晃助お兄様は病気や怪我が多いから特に気をつけましょうね。」
「俺様もだけど、穂香も皆も怪我にも気をつけろよ。」
 ただ、晃助は頭をぶつける等の怪我を負う、腹痛や下痢を繰り返す、食中毒で入院する等、何度も病気や怪我に見舞われるので、私も今後とも気をつけて欲しいと思う。
「晃太、大丈夫?」
「晃太がベランダから落ちちゃったの。全身酷い怪我なの。」
 また、晃太も好きな勇者やヒーローの真似をして、ベランダから落ちて頭をぶつけて、全身にも怪我を負ったこともある。
「俺は勇者やヒーローの真似をして、ベランダから落ちて頭もぶつけて、全身にも怪我をしたの。」
「親さんも思いつかないような、大胆な遊びをして怪我をしちゃう子も他にもいるの。晃太にも「現実じゃない存在を真似ないように」って注意したのよ。」
 お母様も大胆な遊びで怪我をしてしまう子もいるとも、晃太にも「現実じゃない存在を真似ないように」とも注意した。
「穂香、俺もよく頭をぶつけたんだ。今でも気をつけないと、怪我くらいはやらかしちゃうな。」
「皆も私も人のことは言えないけど、怪我にも気をつけましょうね。」
 私も竜馬くんとも話すが、竜馬くんもよく頭をぶつけたとも、今でも気をつけないと頭をぶつけてしまう等の怪我くらいはあるとも言う。竜馬くんは怪我くらい平気な様子だが、私達も怪我にも気をつけないとならない。
「遊具や乗り物に「頭をぶつけないようにご注意ください」って注意書きがあるの。その「頭をぶつけないようにご注意ください」の注意書きも、頭をぶつけちゃったキャラクターの絵も、私も忘れられないわ。私もぶつけた怪我も何度もあるけど、頭は怪我にはならなかったわ。」
「美咲ちゃんもよく覚えていらっしゃるのね。頭は怪我にならなくて良かったわ。」
 遊具や乗り物等にも「頭をぶつけないようにご注意ください」とあるのも、美咲ちゃんもよく見ている。私達には何でもない風景でも、何でもない存在でも、美咲ちゃんは普通以上に、人の思う以上によく覚えている。美咲ちゃんもぶつけた怪我も経験はあるが、頭は怪我にはならなかったようだ。
「穂香、誰でも頭はぶつけるぜ。菜月も兄ちゃんも姉ちゃんも、頭をぶつけたくらいはあるだろ。」
「お兄様もお姉様も頭はぶつけなさるの。将人くんも仰る通りよ。」
 将人くんも、お兄様もお姉様も例に頭をぶつけたくらいあると言う。将人くんも言うように、晃助にもあったように、実際に頭部打撲事故くらいは発生したこともある。
「頭をぶつけた時はどうしましょう。」
 よくある事故だが、頭をぶつけたらどうするのかも気になる私も「頭をぶつけた時の手当て」を検索して調べた。
「頭をぶつけたら手当てをして様子見だけど、酷い時には病院に行かないとね。」
 普通、頭をぶつけても軽傷の場合は手足の怪我とも同じように手当てをして、様子を見るという感じだ。酷い場合、例えば嘔吐を繰り返す、意識がない、手足が動かない、左右の瞳孔の大きさが違う、物が二重に見える、異常行動を起こす、頭をぶつけた前後の記憶がない等の場合は、病院を受診しないとならない。
「皆と私で頭をぶつけないように注意って話していたんです。」
「頭にも気をつけないとね。」
「気をつけましょうね。」
「頭をぶつけたら大変だからね。」
 私達の「頭をぶつけないように注意」も、編集者や作家さん達とも一躍話題になったくらいだ。注意勧告の「頭をぶつけないように注意」くらいでも、私達も仲良く話せる関係だ。
「頭をぶつけないように注意って呼びかけるのも、大切な頭を守らないとならない意味でも私もよくわかったわ。」
 美咲ちゃんも私達もよく覚えている、普通によくある注意のひとつとしても「頭をぶつけないように注意」と呼びかけるのも、大切な頭を守らないとならない意味でも、私も改めてよくわかった。避難訓練でも頭部を守るために机の下に隠れるように、皆も私も大切な頭を怪我から守らないとならない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?