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シングルファザーとの結婚を悩んでいる方へ①

まもなく、私の新婚生活が終わろうとしています。

と思って、昨晩夫に、もうすぐ新婚さんじゃなくなっちゃうね。と言ったら、え?新婚さんって一年限定なの?って言われました。
ので、もうちょっとイチャイチャしていてもいいそうです。なんてことを言っている50歳、キモッ。

なんでそんなことを冒頭に書いたかと言うと、継子との悩みを相談している方の投稿に、子どもがいる再婚で甘い新婚生活が送れないと不満を言うな!みたいな書き込みを読んだからです。

一生のパートナーと思える人に巡り合えるだなんて奇跡的なことなのに、その人とようやく生活を共にできる日が来たと言うのに、先に子どもがいると言うだけで、2人の時間さえ奪われるような覚悟をもって新生活をスタートさせなくてはいけないのでしょうか?

それこそ抑圧された気持ちから、継子に対して「あなたさえいなければ」と、間違った危険な思想に自分を追い込みそうで、世の人の中には、そんなことを言う人もいるのかと、悲しい気持ちになりました。

とは言え、何も覚悟せずに楽観視して結婚したわけでもありません。
特に我が家の場合、子どもは娘ひとりでしたので、これからは何をするにも3人なんだぞ。と、しっかり肝に銘じて婚姻届も3人で提出…してないか?もう忘れちゃった(笑)

どちらかと言うと、私の場合は拍子抜けの方でした。

私たち、案外イチャイチャしている(笑)

もちろん、娘の前であからさまにベタベタしているわけではありませんが、お互いがとても好き同士であることはわかる程度には仲良くしています。

そして、娘の話を夜中何時間もかけてすることがよくあり、時には同じ目標に向かう仲間として、時には食い違った意見の落とし所がわからず激しいバトルとなりながら、子どもがいなかったらできなかったであろう絆が、結局一番強固な気もします。

要するに、相手次第ではないのかと思うのです。
夫婦は夫婦。本人たちの問題。

新婚生活を楽しみたければ、時間の制約の中で精一杯楽しんでくれるパートナーを見つければいいだけ。
時間の制約なんて、子どもだけではなく、仕事だって、親だって、環境だって、いくらでもあるのですから。

子どもがいることに対する覚悟を決める前に、目の前の人をしっかり見極めてほしい。
ちゃんと寄り添ってくれる人なのか。
自分のためにも時間を作ってくれる相手なのか。

と言うのが本題だったわけではないのですが、ややこしくなるので、今日はタイトルに①を付して、書こうと思っていたことはまた別に書いてみようと思います。

ちなみに、私の父は母亡き後、最もお年頃な高校生の娘が2人もいる家庭に後妻を迎えました。
私たちは謝っても謝りきれないくらい反発をしましたが、父は決して娘だけの肩を持ったりしませんでした。
もちろん、娘の立場からすれば悔しいことこの上ありませんでしたが、当時の父と同じぐらいの歳になった今、ひとりの男性として見たとき、父を心から尊敬しています。
自分が覚悟を決めて伴侶とした人をちゃんと守り、2人で楽しい時間を過ごし、その人に看取ってもらった人生。

直接謝ることも、感謝を伝えることもできなかったけれど、私は父が今でも大好きです。

再婚を悩んでいるシングルファザーの方も、自信を持って自分の人生を歩んでほしい。
子どもも、妻も、全力で愛してほしい。

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