第2話:マーケティングが誕生した必然性のお話
前回のおさらい
※今日も絶対に役に立ちません。
昨日はマーケティング論って経済学の孫だっていう全く役に立たない話をしてましたが、今日はその続きをしていきたいと思います。
マーケティングが誕生した必然性
マーケティングって必要だったから生まれたというすごい当たり前の話を歴史から紐解いていきたいと思います。(歴史から紐解くというのが学問にとって重要なんですよ〜)
なぜ、この社会にマーケティングが必要になったのでしょうか?この問いを考えてみてください。
これが正解というのはありません!
ただ、最適解は「製品を作ればその分だけ売れる」ということが時代とともになくなったということです。
セイの法則
「セイの法則」はご存知でしょうか?
セイの法則は、ジャン=バティスト・セイが『経済学概論(Traité d’économie politique, 1841, 6e édition)』で「供給はそれ自身の需要を創造する」と言ったことで知られています。
一言でいうと「物を作れば作るだけ需要が生まれて売れるんだよ〜」という意味。
180年前は少なからず作れば売れる時代があったわけです。今となってはトンデモ理論ですね笑
アダム・スミスと産業革命
近代経済学が生まれたのはアダム・スミスが書いた『諸国民の富』が出版された1776年。神の見えざる手とか言われていますが、近代経済学が体系的に検討されている本です。ここから始まった近代経済学。
いわゆる産業革命はアダム・スミスが生きた時代から、先程紹介した「セイの法則」が書かれている『経済学綱領』が出版された1841年頃に渡って革命が起きてきます。先程、セイの法則はトンデモ理論と言っていましたが産業革命の頃と思えばトンデモじゃなさそうですね。
で、産業革命が成熟した頃に出てくるのがカール・マルクスです。1857年頃に書かれたのが『経済学批判要綱』です。(ちなみに『資本論』はこれの10年後)ここでこのままの社会ではダメだ~って言ったわけです。
経営管理の誕生からマーケティングの誕生まで
その後、産業が成熟した1900年頃、科学的管理法をまとめたフレデリック・テイラーが出てきました。その後20世紀初頭にマーケティングが生まれ、「アメリカ・マーケティング協会」が生まれたのが1937年です。まだマーケティングが出来てから100年も経ってないんですよね。
ということで、近代経済学が生まれてからマーケティングが生まれるまでを時系列で追っていきました。マーケティングって最近生まれたんだな〜学問としてはまだまだ若いっていうのを理解してもらえればOKです!
次は、マーケティングが生まれるまでをロジックにまとめていきます。
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