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キース会 起業動機 :「老後を生き延びる」為に

2万社以上に飛込み営業して知ったこと
外資系やベンチャーなど各社の営業マン時代、長年に渡り飛び込み営業を続けておりました。関西全沿線のオフィスビル、商店街、ショッピングモールをくまなく回り、企業・医院・サロン・商店など、訪問したその数、約2万軒以上に上ります。数年おきに各事業所をサイクル訪問し、結果、定点観測のようなデータ集積が出来るに至りました。成長企業・繁盛店と、衰退し、消えていく会社やお店の違いを目の当たりに見させて頂き、この上ない生の財産を蓄積することが出来ました。「成長・繁盛」組、「衰退・消滅」組、それぞれに共通の傾向、特徴があり、それが象徴的に表れるのはやはり、経営者の方々の考え方や言説になります。足で学んだこれらの知見、経験は今の「キース会」の土台になっています。
活気のあるエリアはごく一部で、それ以外は幽霊ビルやシャッター通り状態というのが実態です。「関西、いや日本どうなんの?」という衝撃を受けると同時に、そんな中にあっても、店頭で声を枯らし、なんとかしようという2代目の皆様ともご縁を頂いて参りました。
お付き合いを重ねるうちに、打算ではなく「何かサポートできないか?」という強い思いにも駆られるようになっていきました。しかし、当時の私には何のノウハウもなく、ただただ無力感にさいなまれていたことを思い出します。まだ学生のお嬢様が2人いらっしゃる、とある店主の方が、生命保険の証券をうつろに見つめながら、「もうこの証券しか頼るもんあらへん。もうどうしたらええかわからへん。こんなはずやなかったんや。」と、ため息をつかれた様は、いまだ脳裏に焼き付いて離れません。目先のささやかな売上ではなく、「集客のノウハウ」や「状況を打開出来る胆力および思考力」、世の中の本当のニーズはその事に尽きることを実感した次第です。

しくみ創りへの執念
市場の現場レベルでは経営サポートニーズは高いものの、難解さと高額な故、需要と供給のアクセスが完全に機能不全です。飛び込みで知り得た「成長・繁盛」組の思考体系を、それを欲する方々に届けたい。分不相応にも、メッセンジャーとしての役割に使命感を感じてしまい、経営サポート業起業へのいばら道を志すに至ります。「もっとフレキシブルに、目線や立ち位置を変化させながら、独自のマーケットが確保でき、長期継続が可能なしくみを確立できないか」という難問課題に向き合い始めたのが、かれこれ10年ほど前になります。それ以来、あらゆるセミナー、有名経営者などを放浪し、数千冊の書籍と格闘し、ビジネス分野以外にも、心理学、脳科学、意識啓発など、多角なあらゆる視点から経営を「科学」し、無理なく確実にしくみ化するスキーム、オリジナルメソッドを確立するに至りました。小規模・零細企業、店舗、個人業の生き残るすべとして、その思考経路、ノウハウを伝えるべく、「キース会」を主催させて頂いております。

リアルサバイバル
またファイナンシャルプランナーとして、これら経営者の方々のライフプランニングもさせて頂き、さらに驚愕させられました。年金不安が叫ばれ、平均寿命だけは伸びていく日本人の生活のなかで、経営者といえども厳しい立ち位置にある方々の多くは、収入の途絶える引退以後、平均余命までの生活費が計算上成り立たない、不足します。寿命を全う出来ません。けっして一人二人の話ではなく、9割近くの方はそうなりました。「えっこれ本当にどうなるの?」ここ数年やっと、メディアや国家も危機を吹聴するようになりましたが、有効な国家施策は立てられない中で、危機意識をどれだけ煽られようとも、誰も助けてはくれません。リアルサバイバルです。現状60代70代の方で該当する方がおられても、無念ですがキース会では方法はありません。しかしこれからまだ、20年~30年という現役時間の猶予があれば、方法はなくもありません。サラリーマンの方でも、厚生年金の長期掛け金と、2,000万近い退職金が見込める企業の方以外は、計算は成り立ちません。しかも被雇用者であれば、賃金の増減を自分では決定出来ません。しかし経営者なら可能です。規模は小さくとも 20年~30年時間の残された経営者、この方々に必要な情報をお届けしたい。「経営者、事業家という生き方」のライフプランニングサポートです。最低限、ご家族が守れることを目指して。