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偽SBに命を吹き込め
序章
こんにちは。
今回のテーマはズバリ「偽SB」です。
流行と言えば流行の戦術。
しかし、それは一体、何の為に?
実際にどういう効果があるのでしょう?
そして実際の現場では、
どんな事に注意しているのでしょう?
現場の指導者の視点で、
記事を書いて行きたいと思います。
あくまで私の中での感覚や論理なので、
「それ、違うで」という場合もあるでしょうし、
「もっとこういう意味もあるよ」と、
不足もあるやも知れません。
その場合はこちらにも教えていただければ幸いです。
まだ見ぬ未開の概念もあるやも知れぬ。
その新しい境地へ、いざ、進め。
それでは「偽SBの深掘り」の始まり始まり。
そもそも偽SBとは?
まずは確認事項です。
ご存知の方も多いとは思いますが。
まずサッカーの基本的として、
SBは外に立っています。
だから「サイドのバック」です。
つまり「外の後ろにいる選手」なんです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109310338/picture_pc_9058c1e2c8e94582a59d3736ad972c47.png?width=800)
ところが「偽SB」と呼ばれる選手は、
立ち位置を変えます。
基本的には「中に入って来る」ということです。
実際にはこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1687935886906-bjE0gC5AIF.png?width=800)
こんな図の様に立ち位置を変えることになります。
これがチェスに似た様な行為と言われる所以で、
「立ち位置を鑑みること」という意味で、
「ポジショナルプレー」などと呼ばれます。
要は「立ち位置を変える。配置を考慮する」
という事です。
またチェスでも駒を中央に置くのは定石です。
駒の持つパワーを最大限に発揮する。
そして「置いてあるだけで相互に影響する」
という点が、
今回の偽SBと同様の思考なのです。
そうそう。
立ち位置を変えてSBの役割も変化せさ、
本来とは違う存在になるので、
「偽SB(にせ・さいどばっく)」と呼ばれます。
偽SBが移動することで、
『仲間と相手とスペース』に影響します。
多くの波及効果があり、
それぞれに効果を発揮します。
その影響を持ってして、
ピッチ上に表現する一つの戦術です。
そして、そこにはどんな目的があるのか、
どの様な効果があり、
どの様な要素を求められ、
どの様な利益と不利益があるのか?
そこを今回は説明・解説して行くということです。
こちらの前提も基本ではありますが、
まずはそこを抑えて貰った上で、
更に解き進めて行きましょう。
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