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3人目の動きのケーススタディ

はじめに

こんにちは。
今回も魅惑のテーマを持って来ました。
テーマは「3人目の動きのケーススタディ」です。
昨今では4人目、5人目の時代には、
なって来ていると言えますが、
その為にもまずは「3人目の動き」を考えます。
遂にここに切り込む時が来ました。

今回も自信作です

最近、毎月、言っている気がしますが、
実際に質がなかなかの内容と自負しているので、
これはもう仕方がない所です。
誇大広告ではありません。ご容赦下さい。
僕の最大限の知見を披露していきましょう。

サッカーについての学びを提供したいと思います。

では、まずは、序章から。

現場で指導するにあたって、
3人目の動きを仕込むのは簡単ではありません。
理由は簡単で「難易度が上がるから」です。

そうなんです。

3人目の動きというのは、
少し難しい現象になります。

ドリブルは個人で完結しますし、
パスを通すのも受け手と出し手の関係です。
それらを習得させるだけでも、
それなりの時間と難しさがあります。

特に子供の指導をしている、
僕等からすれば尚更の様に感じます。

僕自身の指導は、
ドリブルや1対1と、
1人称のサッカーを仕込むのは比較的得意で、
パスの出し手や受け手、
2人称のそれについては、
もう少し得意でしょうかね。

しかし、ここでの「3人称」となると、
これは僕だけでなく、
日本のサッカー自体が、
「3人目の戦術」は、
余り得意ではないと感じています。

3人目の動きと、平然と語っていますが、
念の為に、知らない方にも分かる様に、
3人目の動きも簡単に説明しておきます。

ここは簡単な話です。
パスの出し手が1人目になり、
そのパスの受け手が2人目になります。
そして、その2人目のワンタッチの後、
そこに現れる選手が、
3人目の選手となり、
その選手のプレーを「3人目の動き」と、
そう呼ぶのです。

つまりそもそもの所で、
1人目の技術や判断が上手く行き、
2人目の技術や判断などが成立して、
初めて3人目が出て来るのですから、
その途中段階で失敗が発生すると、
3人目の動きにまで繋がりません。
ここに3人目の動きの難しさが存在します。

まずは1人目も、2人目も、
そのタスクを完遂する必要があるのです。
まして1人目のパスの段階で、
3人目の選手には、
自身がそうなる自覚が必要なのです。
それが出来るクオリティとなると・・・
確かになかなか難しい所なんですよね。

でも、そこに甘えては要られません。
求めて行かなければ、出来る様にはならない
ということですからね。

だから、戦術を理解して、
発見することや生み出して行くことが、
まずは重要になり、
そして質や精度も合わせて、
求めて行くということになるでしょう。

振り返ってみれば、僕も現場で、
誰かから「3人目の動き」について、
詳しく教わった事は殆どありません。

目にするものの殆どが、
2人目との関わりで精一杯。
良くても1人目と2人目の関わりの連続。

3人目の動き、つまり、音で例えるなら、
「パン、パン、スパン」とまでは、
なかなか行きません。

その前の2人称の戦術も多数ある訳ですから、
3人目の動きを習得する前に、
そちらが課題になるのは、
確かに目に見えていますよね。

ちなみに2人称の戦術については、
こちらで詳しく解説していますので、
こちらも参考にして下さい。

それでは、改めて「3人目の動き」について。

恐らく、これを読んでいる皆さんの中にも、
本当はよく分かっていないんだよな・・・
という人もいるかと予想します。

ということは、ここがチャンスです。
この記事で新しいことを学ぶ機会になる
ということになりますでしょうから。

選手、指導者、観戦者に、
自信を持って提供が出来ると、
そう確信しています。

久しぶりの僕の必殺シリーズである、
ケーススタディでの紹介。

幾つもの知見をそれぞれのケースで、
アニメーションも交えて、
紹介して行きたいと思います。

是非、ここで、
新しい知見を学んだり、
改めて再確認をしたり、
こんなパターンもあるよねと考えたりして、
貴重な学びの回にしていただければと思います!

それでは、はじまり、はじまり。

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