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論語と算盤を読んでの気づき

「論語と算盤」という本から得た気づきを投稿する。
あまりに有名な本なのでご存じの方が多いとは思う。

書籍の基本情報

著者:渋沢栄一
発行年:1916年(大正5年) めちゃ古い
概要:日本実業界の父といわれる渋沢栄一が経営に関する自身の考えを語る

「正しさ」とは

本書では、それぞれ表現の違いはあれど仁義道徳にのっとった「正しい」行動をすることが大事だと繰り返し述べられている。

ここでいう「正しい」行動とは一体何なのだろうか?
それは
社会全体にとって利益となる」行動のことだ。
つまり利己ではなく利他の考えを持って行動することが大事だととらえることができる。
ここで私の頭にふと浮かんだのが「マズローの承認欲求モデル」だ。

マズローの承認欲求モデル

マズローの承認欲求モデルは以下。

こちらのサイトにも書かれている通り、5段階までは利己的欲求、6段階の「自己超越欲求」においてようやく利他的欲求となる。
これを踏まえると利他的な考えに至るには、最低限利己的な欲求を満たしてやる必要がある。

必要なのは◯◯◯◯力??

会社で働いているとよく耳にするのが
「顧客目線で考える」
「お客様ファースト」
といった言葉だ。
渋沢栄一が言っていることとも重なる部分はあるが、
これらが大事だと頭で理解していてもなかなか実行できない今の自分。
そこで先ほどのマズローのモデルに照らして考えてみた。

「生理的欲求」、「安全欲求」は今の日本である程度担保されていると思うので次
「所属と愛の欲求」
これは会社に属していれば満たされるものだとする(若干大きく解釈しているのは大目に見てもらいたい)
「尊重欲求」
他社から尊重、敬われたい、要するに承認欲求。
これがよく聞く心理的安全性というやつなのか!!と勝手に納得
「自己実現欲求」
ここが難しい。ここで利己的、利他的の話に戻る。
利己的欲求であるが、これを満たすためには利他的欲求が必要であるという矛盾、、、

ここで感じたのは利他の中にも段階があるということ。

①利己的な利他
②利他的な利他

①の段階は自己実現を満たすために利他(であるフリ)をする
②の段階は純粋な心の底からの利他

①は「自己実現欲求」②は「自己超越欲求」に重なる。

よって、本当に必要なのは①の段階でいかに利他的に動いていると自分を洗脳する力(自己洗脳力とでもいうのかな?)だと感じた今日この頃。





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