それを買うのは誰なのか?~AI、ベーシックインカム、資本主義の未来~
”AI(人工知能)が仕事を奪う”、そんな言葉をよく耳にする。
「AIやロボット技術の発展により、多くの労働力はそれらに取って代わられるので、人間は不要になる」という理屈だ。
それに対して、「人間はAIには出来ないよりクリエイティブな仕事をすればよい」とか、「仕事をする必要がないのであれば、遊んで暮らせばよい」といった反応がある。ベーシックインカムはそんな未来を見据えたひとつのアイデアとしても注目されている。
これらの議論の前段には、「そもそも人間は仕事をしなくてもよくな