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みんなの声が集まるFC今治のマガジン 【Vol.4】 #みんマガ

全国のファンや関心層の方々のTweetやInstagram、Web記事などをまとめ、チームの作る公式メディアとは違う角度から1週間を振り返るハイライト「みんなの声が集まるFC今治のマガジン」、なんとか三日坊主にならず、無事にVol.4までたどり着きました。

noteを今まであまり書いてこず、書いても不定期だったので「決まった周期で決まったことをやり続ける」という事は、実は私にとって結構なチャレンジです。

それでもVol.1/Vol.2/Vol3と続けてきて、毎回1000~2000件の閲覧数がある事もわかってきました。ありがたい限りです。(※過去記事はこちらから

▶先週までの振り返り

今回もまず始めに、前号(Vol.3)に関するコメントをいくつか紹介させて頂きます。


今治に限らず、県外やさらには海外から読んでくれている人もいるようで、正直びっくりです。また、読者の反応にも数パターンにあり、みんなそれぞれの方法で、この参加型のマガジンを楽しんでくれていることが分かってきました。

「アップされたよ!」と紹介してくれる人、「コメント掲載嬉しい!」とハッピーな声を届けてくれる人、「うちでもやりたい!」と行動に移す人、「纏ってて分かりやすい!」と読者化していく人、さらには「応援しています!」とサポートボタンから投げ銭で支援してくれる人。

みんながそれぞれの方法で楽しんでくれているのを見て、私も嬉しくなります。

一緒にこのマガジンを作ってくれるみなさんへのありがたさを感じながら、気負いしすぎることなく、コツコツと続けていきたいと思います。これからも応援宜しくお願いします。

それでは今週のハイライトです。

INDEX

▶退団/新入団選手情報
▶焼きマシュマロ片手に天体観測を
▶4年前のFC今治ってどんな姿?
▶中島が感じる、この1年での大きな変化
▶︎ファンや選手の発信にも少しずつ変化が


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▶退団/新入団選手情報

先週に続き、今週も新入団選手の発表がありました。福田選手/村井選手/大野選手に続く、4人目の新加入選手はJ2ロアッソ熊本のDF園田拓也選手です!

園田選手は宮崎県出身の34歳。長崎県の国見高校から中央大学に進学し、卒業後はモンテディオ山形/愛媛FC/ロアッソ熊本でプレー経験があります。



加入にあたっては、「J3昇格」という言葉とともに、「成長」をキーワードにした、力強いメッセージを発表してくれました。

この度、FC今治に加入する事になりました園田拓也です。FC今治という魅力溢れるチームの一員になれることを、とても嬉しく思います。来年は必ずJ3昇格を、そしてさらに上へ昇っていく夢を共に叶えましょう!ベテランと言われる年ですが、まだまだチームと共に成長していきたいです。応援よろしくお願いします!


DF中野選手とはモンテディオ山形で、そして新監督の小野剛監督ともロアッソ熊本でそれぞれチームメイトだったようですね。DF太田選手とのベテランCBコンビに期待が高まります。

一方で、FC今治から移籍してしまう選手の情報もリリースされました。

J3昇格をつかみ取ったヴァンラーレ八戸にMF三田尚希選手が移籍します。三田選手は長野県出身で、青森山田高校そして法政大学を卒業後、当時は地域リーグに所属していたラインメール青森に加入。2017年にFC今治に移籍し、チームの前線を担う役割として大活躍してくれました。

また、移籍に際してコメントも残してくれています。

報告が遅くなり、申し訳ありません。 今シーズンでFC今治を退団することになりました。J3昇格という目標を成し遂げられず、申し訳なく思っています。どんな時も僕の背中を押し、一緒に戦い応援してくださったファン、サポーターの皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。また今回の決断を受け入れてくださったチームにもとても感謝しています。今治で過ごした2年間は、とても充実しており、貴重な経験を積み、成長することができました。そして、チャレンジする勇気ももらいました。今回の決断が間違っていなかったと思えるように、そして、応援してくださった方々に胸を張って成長できたと報告できるように、全力でチャレンジしていきたいと思います。2年間、人見知りで愛想のない僕を応援し、声を掛けてくださり、ありがとうございました。

少し寂しいですが、ヴァンラーレ八戸のJ3での船出を三田選手が牽引してくれる事を楽しみにしています。ありがとう三ちゃん!


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▶焼きマシュマロ片手に天体観測を

選手関連のニュースも気になりますが、オフシーズンはオフシーズンらしく、ほっこりしたイベントも。

FC今治を運営する(株)今治.夢スポーツでは、教育事業の一環として、自然公園「しまなみアースランド」を管理しています。

Vol.3ではその活動の一環として「天体観測イベント」を紹介させて頂きましたが、素晴らしいお天気に恵まれ、日曜日の夜に無事にイベントを開催する事が出来ました。



このイベントは2部構成に分かれていてて、前半は親子を対象にした天体望遠鏡づくりのワークショップ、後半は誰でも参加する事のできる天体観測会を行いました。

今年の夏に第1回目を開催して以来、2回目のイベントで私も初めて参加してきました。

澄み切った空気の冬空いっぱいに広がる星。そしてその中でもひと際大きな存在感を放つ月。手作りの天体望遠鏡をつかって、大自然の中で天体をみんなで思う存分に眺めました。最高のひとときでした。私が撮った写真も交えていくつか様子を紹介したいと思います。



この月の写真は、私のiPhoneを天体望遠鏡のレンズにくっつけて撮影したものです。ちゃんと写るのかどうか遊び半分で試したところ、偶然にも絶妙にきれいに取れました。

広場をウロウロしながら小さなこどもたちがレンズを覗いて一生懸命星を探してる様子を見ていると、心を打たれる光景に出会いました。

小学校1年生くらい(?)の女の子がどうしでも火星が見つけられなくて、泣きそうになっていたのですが、最後のチャレンジでくっきり見えたようで、レンズから顔を離し、ぽつりと一言「みえたー☺」と言った時は、なぜか私もとても嬉しくなりました。その姿と一言にとても感動し、心を打たれました。

小さなこどもにとって、壮大な宇宙を身近に感じたことは、一生の宝物になるかもしれません。そんな瞬間に出会えて嬉しかったです。



また、私がちょこちょこ写真をTweetしていたせいか、FC今治のファンの方々が何名も足を運んでくれました。これにはとても驚きました。サッカーがきっかけでアースランドにも興味を持ってくれる方が増えるのは、とても嬉しい事です。またその逆も同じです。



そして一通り空を眺めたら、腹ごしらえタイムです。今回はヒノキを加工して作ったトーチで焼きマシュマロを楽しみました。トーチをみんなで囲んで寒さをしのぎながら、あったかいマシュマロを頬張るのは最高でしたね。



星空観察会より焼きマシュマロに感動したそうですが、それもそれで楽しみ方ですね。笑 また、一連の写真をみて、翌日にアースランドに家族で遊びに行ったという方や、ふと何かに目覚めた(?)方も。


しまなみアースランドは誰でも入れる公園なので、ぜひ足を運んでみてください。これからも定期的にイベントをしていく予定です。


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▶4年前のFC今治ってどんな姿?

そして星空観察会の裏側ではもう一つのトピックが。

FC今治のメディアパートナー「スカパー」が毎年放送してくれているドキュメンタリ番組「FC今治の挑戦」の2018年編が放送されていました。



また、今回の放送に合わせて、初回となる2015年編からのバックナンバーも一挙放送されていました。



FC今治にはこれまでも沢山のJリーガ―が移籍加入してくれています。その選手のファンにとっても気になる番組になっている様ですね。こうやって全国にファンの輪が広がっていく事はありがたいです。


2018年は残念ながらJ3の仲間入りは果たせませんでした。しかしそれでもFC今治の挑戦、そしてファンの人生は続きます。来年こそはハッピーエンドな番組で終われるような1年にしたいです。


FC今治はこの4年間で本当にたくさんの挑戦をしてきました。もちろん、上手くいかないものもあれば、上手くいったものもあります。大きな事を言って、結局まだ達成できたいない事もあるかもしれません。

しかしこの4年で、この今治の街や人の心の中には、確かに小さな変化が起きていると私は感じています。

14年末に岡田さんが突如オーナーに就任し、関東圏の大企業が次々に支援を表明し、岡田体制の1シーズン目となった15年。四国リーグをなんとか勝ち抜け昇格をかけた全国大会に出場するも、予選リーグで敗退。会社もほぼゼロスタートの状態であり、地域との接点もなかなか上手に作る事が出来ませんでした。

「よそから来た奴らが好き勝手やっている。どうせ無理。」と言われてしまった事もありました。「FC今治は地元を見ていない」とも。大きな夢を語る事と、実現に向けて着実に一歩一歩前に進むことの厳しさを痛感したシーズンでした。

そして2016年、吉武博文さんが監督に就任し、盤石の体制で四国リーグを勝ち抜き、そして全国大会でも勝利、JFL昇格。確かに歓喜であふれた1年でしたが、まだまだ地元からは認知されておらず、ごく一部の限られた人にとっての娯楽だった気がしています。

2017年。ここで大きな変化が起きます。夢スタの建設です。シーズン半ばの9月に、四国初となるJリーグ基準を満たすサッカー専用スタジアムが完成しました。ファンにとって「みんなが集まれる場」が出来たのです。ようやく「より多くの人に開けた存在」に成長する一歩を踏めた瞬間だったと思います。



しかし競技成績は伴わず、J3の仲間入りはなりませんでした。

そして今年、2018年。1年間通じてホームゲームを夢スタで戦える初めてのシーズンでした。J3への参入と、平均入場者数を4000名(=収容率日本一)を目標に掲げ開幕を迎えました。しかし序盤で失速し、W杯期間中に吉武監督を交代する苦渋の決断に。後任の工藤監督も交代直後は勝利から見放され順位は中位に沈み、首位Honda FCとのホームの一戦ではまさかの惨敗。これで火が付いたのか、破竹の6連勝で昇格圏内に舞い戻るも、最後の2戦で勝利を掴むことが出来ず昇格圏内でシーズンを終えることは出来ませんでした。

しかしこの4年で、明らかに周りの反応が変わりました。「岡田さんのFC今治」という言葉が「おれたち」に変わってきました。より多くの方々が、それぞれが自分ごととしてFC今治を捉え始めているということです。「やっぱりあかんかった」ではなく「次こそは」という声ばかりです。

今回放送されたドキュメンタリ番組「FC今治の挑戦」の2015年版(Vol.1と2)は、メディアパートナーの「スポナビ」のHPから現在でも無料視聴する事ができます。ぜひオフシーズンのこの機会にご覧頂き、4年間の歴史を改めて感じて頂ければと思います。(※続編は残念ながら視聴できないようです・・・)



来期は経営的にも勝負の年ですが、踏ん張りたいと思います。


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▶中島が感じる、この1年での大きな変化

また、4年間の中でも今年は特に、私自身新たな変化を感じた1年でした。県外からFC今治を応援してくれる方が明らかに増えたなと感じています。SNSでコメントをしてくれる方々や、実際に足を運んで今治に来てくれる方々も相当な数がいました。



今治のファンが盛り上がり、色んな情報を発信する事で県外の方々も興味を持つ。そして今治に実際に足を運び、盛り上がりを肌で感じる。彼らが自分の住んでる街に帰って、FC今治の事をまた広めてくれる。そんな循環が生まれれば最高です。その変化の兆しを確かに感じた1年でした。


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▶︎ファンや選手の発信にも少しずつ変化が

何より、県外の方々の反応に変化があるという事は、それだけ地元の方々にも変化があったという事だと思います。



地元紙「愛媛新聞」がチームの戦績だけではなく、経営サイドにもスポットを当てて1年間を振り返る。そしてそれを見た地元ファンが、いつもとは違った角度から会社や今治という地域そのものを見つめなおす。

また、情報に反応するだけではなく、自ら発信する人も徐々に増えてきたように思います。Twitterを使う人もいれば、noteを使う人も出てきました。



選手もファンも、それぞれ自分なりの楽しみかた、向き合い方、を見つけ出している時期なのかと感じています。これからもFC今治との楽しみ方をどんどん見つけていって欲しいですね。

以上が今週のハイライトです。


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▶あとがき

私自身、サッカーの競技以外の面や、今治の外からも多くの期待を感じた1週間でした。一つだけ、私が先日体験したエピソードを紹介します。

つい先日、用があり、仕事でとある県外の自治体を訪問してきました。先方の市役所の方と夕食を共にしたのですが、そこでFC今治の事についても色々聞かれました。最初は岡田さんの話だったで、その次の話題はきっとサッカーかなと思っていたところ以外な方向へ。

FC今治はサッカー以外の活動にも力を入れられていますよね。大雨の時のボランティア活動なんかまさにそうですよね。それから、夏に沢山学生を集めて講座を開いていますよね」と。

毎年夏に開催しているワークショップ「Bari Challenge University」や豪雨災害時に行ったボランティア活動の事が、遠く離れた地域まで知れ渡っていました。サッカーを核としつつも、それ以外の活動の大切さや、その波及効果を改めて強く感じました。そんな1週間でした。

それではまた次回をお楽しみに。

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