ファイルの置き場所を考える
■ アプリの全体像を設計する
ま、簡単に表現すると、ファイルの分割です。
Access は手軽にアプリが作成できるメリットがありますが、
データベースとしては、非常に貧弱です。
特に、ファイルの破損(断片化が加速してファイルが壊れる現象)しやすいことが有名です。
よって、バックアップが取られる環境であるファイルサーバーに保存したくなりますが、これはこれで問題。
下手すると、ファイルの破損を早めてしまうことに。
Access だけでアプリを作る時は、基本的には、下図のような構想でアプリを構築していきます。
■ Accessの欠点をリカバリする
個人的に、Access に おいて こりゃダメだよって思う点。
容量制限 2GB
以外に致命傷になります。
感覚値ですが、各テーブルの合計で100万レコードを超えると危険領域です。
それと、Accessは使っているだけで、ファイルが肥大に。
その点も考慮して下さい。
(これも感覚値ですが、20倍くらい)
場合によっては、テーブル1個にファイル1個にしても良いと思っています。 (ファイル名とテーブル名が一緒w)
自分は、1度だけこの手のAccessを見たことがあります。
(ちゃんとしたシステム屋が制作したAccessです)
下のリンクは、Accessの制限 色々です。
一読しておくと、良いかも。
公式情報重要。
■ 結論は?
結論だって?
そんなの、結局、自由です。
ただ、この考えを前提に、ファイルの構成を考えてください。
Access は 壊れる!
壊れた時のリカバリ方法を考慮すること。
バックアップを戻せばいいレベルにとどめるのが理想です。
公式サイトのサポートページにも、色々書かれています。
ただ、後で、テクニックを紹介するかもしれませんが、
Accessの破損を最小限にとどめる方法を紹介できると思います。
今回はここまで。
次回から 、Accessの操作に入ります。
■ ほそく
実は、実際のアプリは、特に分けておらず、全て1つのファイルにしています。
基本的に使用者が1名1PCだからです。
ただ、ファイルサーバー上に置いて、動かしています。
数年経過しましたが、未だに壊れていません。
これも、感覚値ではありますが、Accessのバージョンが上がるたびに、破損の確率も減ってると感じています。
ただ、折角ですから、データファイルとアプリファイルに分けて、今回は作り込みしていきます。