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イベントレポート:JBUG 東京 #19 #オンライン 〜激動2020 変わるコト変わらないコト〜

今日はJBUG東京#19のイベントを見ます。家事をやりながらなので爆速レポートは無理だと思うのですが、何とか書こうと思います。最近まさにBacklogをとあるプロジェクトで導入し、タスク管理だけではなくユーザーストーリの作成とかWikiとかも活用し始めたので真面目に勉強しようと思います。


LT1:リモートワークでも変わらないこと:株式会社グロウニッチ宮本さん


宮本さんは「リモートワーク社長」。フルリモート歴15年従業員もフルリモートです。

「2020年」変わったこと

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社内の仕事は全く変わりませんでしたが、営業活動は思いっきり変わったそうです。今までオフラインでやっていた営業もお客さん側から「Zoomでやろう」と言われるほど急にリモート化しました。

15年前をふりかえる

最初リモート化を行ったときに感じた事は、「家だと集中できない」「物事を伝えるのに時間がかかる」「お客さんが理解してくれない」・・・最初のころは「ちょっと読んできてよ」と言われて「2時間くらいかかります」と言われて驚かれていました。まだまだ言いにくい雰囲気でした。それに比較したら今年はすぐに理解されて「ありがたい」状況でした。

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働く側のリモートワークの従業員としての利点は「出勤時間が要らない」「打ち合わせがすぐできる」・・・打合せしようと思っても「来週」とかになってしまう。今年はお客様が追い付いてきたのでありがたいです。

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雇用者としては「交通費が不要」「オフィス家賃が安い」というコストメリットだけでも大きいですが、もう一つは遠方の人にも協力してもらえることです。優秀だけど通えない人も一緒に働くことが出来ます。

リモートワークでも変わらない事

オフィスで働いていると隊長とか態度みたいな「勤務態度」から「成果」から見るようになります。社員を監視したりすることではなく、工夫の結果など成果から見るのが大事です。


LT2:激動!2020年変わったもの変わらなかったもの:KDDI大橋さん

KDDIでクラウドアーキテクトのエキスパートとして社内でCCoEをしている大橋さんです。対面での打ち合わせが多かった仕事です。

以前からTeamsは使っていましたがWeb会議の利用率は50%を満たしていませんdでした。テレワーク環境はそろってはいましたがパートナーさんが使えないなどの制約があり利用率は低いものでした。

それが2020年にコロナウィルスの影響で最終的には90%近い従業員が在宅勤務になりました。ここから急激にフルリモート前提になりました。パートナーさんもリモート環境が使えるようになりすべての会議がWeb会議となり、コミュニケーションの中心はSlackやTeamsになりました。これで顔を合わせて話すことは事実上不可能になりました。

チームマネジメントで試したこと

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うまくいったことは連絡手段がTeamsに統一されたこと。朝礼と夕礼は必ずやりました。確認頻度に合わせてチャネルと分割したのはうまくいきました。「音声を繫ぎっぱなし」はうまくいかなくて距離感をうまく演出することが大事だと感じました。

個人で試したこと

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サイクリングしたり屋根裏部屋を作りこんだり・・・あとはに分割勤務で家族の時間をとってからをやったりしながら再び仕事に戻るみたいな働き方は良かったです。生活時間を大きく帰るのはうまくいかなかったです。元々通勤時間がいろいろと大事な時間だったのですが、そこをいろいろ試したことが良かったです。

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変わったもの

これだけ出社しないと出社したくなること、PCとネットで仕事が回せることがわかったこと、家族との幸せな時間を過ごせる時間が増えた事。その代わり技術系の勉強会への参加や飲み会の参加が減りました。

変わらなかったもの

生産性はコミュニケーションをどうとるかが難しくなってむしろ下がったと感じでいます。オフラインファーストで対面で会う事が重要と感じました。学び、情報、人とのつながりから生まれる大切さは変わらないと思っています。


LT3:激動!2020年変わるコト変わらないコト:マツカワさん

マツカワさんはWebディレクターの方です。座右の銘は七転び八起きです。

2020年の振り返り

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今年は感情が激しく動いた一年でした。転職活動中にコロナ禍、入社したらリモートワークになりました。その後は資格取得に取り組んだり動画制作のディレクションにもチャレンジしました。今は企画から入れた初のECサイトを担当しています。

変わったコト

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働き方の変化~オンとオフがシームレスになった。家族の時間や趣味の時間が増えた。コミュニケーションはWeb会議やチャット中心。温度感の共有が難しいのでメンションやリアクションやオーバーな表現で工夫しました。修正の時にはAUNやMarkUPなどのツールが活躍しました

変わらなかったコト

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エビデンスの重要性は変わらなかった。認識ギャップを作らない、早めに共有することは大事です。そしてメンバーへの気遣いは大事です。仕事環境の大事さ、柔らかいクッションと椅子、広い机は大事です。


パネルディスカッション

まずは乾杯から、オフライン時代は最初から乾杯するのがJBUGでしたね。

・・・ここからは気になったコメントを拾います

LTからの質問

宮本さんに質問:オンラインの打ち合わせは最初うまくできましたか? →便利さを体感してもらえるように注意した。お客様もモチベーションは高かった。でもPCにカメラが付いてなかったりしました。カメラの価格が高騰して高かったのが思い出です。画面共有などは多少もたつくけどスムーズに行きました。ちょっとした操作をShift+Windows+Sのスクショを教えたら喜ばれたりもしました。

大橋さんへの質問:リモートワークの試行錯誤でうまくいかなかったところは同リカバリしましたか →最初はレガシーの働き方を完全再現しようとした・・・オンライン出社とかプレゼンスなどはうまくいかなかった。音声のリアル共有は・・・これもうなくいかず・・・。Web会議の顔出しとか・・・。次は距離感を離す試み・・・これもうまく、近すぎず離れすぎずのバランスをつかんでいった感じです。隣のスクラム開発センターはデイリースクラムとか音声の共有はうまくいっていますが、業務のやっている内容によって距離感が違うので、そこをうまく調整することが大事だと感じました。

マツカワさんへの質問:リモートワークの中で転職した場合、どうやって職場に溶け込めるのですか →ChatWorkにいろんなチャンネルがあったので、そこを使って自分を出しやすい環境はあった。そこからコミュニケーションをよくとるのが秘訣だったのかと思っています。・・・チャンネルを活性化させるにはディレクターがメンションつけて呼びかけ絵あげて受け入れやすい環境を作るようにしています。

テーマ:チームのコミュニケーションの取りかた

・あえて必要ない事を話すようにした。普段はやらないような反応や絵文字のレスをやり続けると反応してきます。待ちの姿勢ではうまくいかないので、こちらから声をかけるとか必然を作ることが大事なので、テンプレや「さくら」みたいなこともいい方法だなと思いました。きっかけ作りが大事です。~「発言していいんだよ」という空気を作ることですね

・音声とテキストのバランスが大事で、どちらか片方ではダメなんだろうなと思いました。顔出しWeb会社もする場としない場があると思います。

・お客様の場合はカメラが無くても良かったかなぁと思いますが社内はカメラで顔を映したほうが良いですね。

~1on1のように1:1のコミュニケーションは?

・普通に1:1で打ち合わせをしたりはよくやります。制度で2週間に一回1on1もあるのでやっています。リモートになって「あの人しばらく会っていない」と言う人があるのも良くないので・・・1on1で本音で話すのも大事ですね。

・いままでほとんど気にしなくてよかったコミュニケーションをわざわざ取らないといけなくなったので、その面は効率が悪くなった実感があります。


テーマ:リモートでの仕事を円滑にする工夫

・動画制作のチームで「昼休み中に何をしたのか」みたいな動画を撮って編集してmeetでみんなで見て話し合うという取り組みがありました。忙しくて最近はやっていないようですが、参加していた人の感想は良かったと言っていました。~雑談的なものが役立っていたのかなと思います。

・家だと集中できないです。離れたところにワンルームの部屋を借りて通っています。家だったら近くの公園に行くとか・・・少し歩いて太陽の光を浴びるのも大事です。家にこもって座りっぱなしなのは良くないので、スタンディングデスクを使ったりとか工夫しています。照明も近いので良いです。立ってやるのは1時間くらいの作業。(今も立って話しています)・・・家にお酒を置かないのも大事です。~オフィスでもスタンディングデスクがあればいいのになぁと思いました。

まとめ:ここは変えて行きたい、ここは変えないようにしたい

宮本さん:オンラインになったので他のメンバーもお客さんと接する機会を作っていきたい。

大橋さん:テレワークの可能性を痛感したので、働き方の在り方は変えて行きたいというのがあります。変わらず大切にすることはオフラインで会う事を大切にしてゆきたい。コミュニティ活動などは早くオフラインになって再開したい。

マツカワさん:コミュニケーションで自分から発信してゆきたい。そこで画面越しであってもつながっていくことを大切にしてゆきたい。


クロージング

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まずは宣伝、BacklogWorldの開催が決まりました。新旧実行委員長の対談の動画もありますのでFBページをウィッチ下さい。

あと次回のJBUG東京は2021年2月18日です。




・・・・今回は前半LT後半パネルディスカッションという新しい形の開催でした。JBUGは運営の方々もいろいろチャレンジしていて素晴らしいです。・・・・・って気がついてしまいましたが今日はBacklogの話が一つもありませんでしたwwwwこういうのがJBUGの魅力ですね





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