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ヒューマンネットワーク高専に参加したよ

今日はヒューマンネットワーク高専に参加してきましたのでレポートにもチャレンジしてみます。


HNK事務局より

まずはヒューマンネットワーク高専の活動説明からです。全国のどんな高専の関係者でも参加できます。

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「対がん協会チャリティーイベント」福井 苫小牧高専(苫小牧高専同窓会「樽前会」関東支部)

自分のLTなので少し照れますね。リレーフォーライフは日本対がん協会主催のチャリティイベントで全国で開催されています。これが今年はコロナの影響で開催できなくなってしまったのですが、苫小牧高専の卒業生を中心としてオンラインでのイベント開催に結び付けたといった話です。

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「生パスタで見る、他文化の広がり」 工藤さん 航空高専(プリマ・パスタ社長)

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生パスタの製麺所を経営されている工藤さんの話です。パスタはイタリアの文化のひとつですが、始めたころは生パスタというものはなかなか認知されていななかったという事です。

工藤さんは島田先生の教え子という事で。卒業後就職して退職し、ここから180度世界を変えてみようと思い押し花デザイナーにチャレンジ。そこから花関係の仕事をいくつか経験しながららヨーロッパをいろいろ回っていました。そこで生パスタに出会いました。その時はまさかそれを仕事にする意識はなかったそうです。そこから再び花関係の仕事につき、ハーブの人工照明栽培工場などを経て、2003年から当時は日本には無かった「生パスタ製麺所」を創業しました。市場がないところから創業し売り上げは伸びましたが、いろいろあっていまは持ち直し売上拡大中だそうです。

イタリアのパスタ文化

イタリアのパスタの分布の話です。イタリアは共和国なので場所によって大きく文化が違っていて、パスタに関しても様々です。特に北イタリアと南イタリアは違っていて、北のほうは生パスタ中心、南のほうは乾燥パスタが中心で食べられているそうです。

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日本のパスタ史

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トマトケチャップから始まって1990年ごろからのイタ飯ブームへ、日本のパスタ文化まだ40年くらいで歴史が浅く、生パスタは知られていませんでした。生パスタもブームの関係で日本での認知は一気に広がった。でも最初に広がったタイプが押し出すタイプでもちもちしたタイプ(丸い麺:スパゲッティー)でした。本場イタリアでは生パスタと言えば、しっかりと圧延したタイプで細く切った麵で、食感はぷりぷりした歯ごたえがあるものです。・・・日本にはまだ本場の情報が正しく伝わっているわけではないので本場には丸い生スパゲティはあまり見られません・・・

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イタリアンレストランのシェフと協力して作った本場の生パスタを提供していますのでよろしくお願いします。

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「ABLab宇宙天気プロジェクト紹介」 玉置 晋(ABLab/茨城大学大学院) 

次はは宇宙の話です・・・わくわくです。玉木さん、島田先生とは小型衛星を飛ばすプロジェクトで2年前に出会ったそうです。

宇宙天気の社会影響

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地球の大気圏外くらいから太陽くらいまでの状況を宇宙天気と呼びます。太陽フレアなどは大停電の原因になったり地上にも大きな影響があります。ですがまだまだ認知度が少ない。日本においても宇宙天気はアカデミアの世界だけといった認識で一般の人には認知されていない。宇宙天気の情報はなかなか普通の人達には伝わらない。人工衛星のオペレーションに関わる人達でもでもまだまだ分からない。対処できない。そういった認識です。・・・それを理解できるように翻訳して関係やに伝えてゆく人が宇宙天気インタープリターです。さらに一般の人に宇宙の天気を伝える宇宙天気キャスターが登場してゆきます。研究者と一般の人たちとの間のコミュニケーションをつないでいくのが必要です。


ABLabは宇宙ビジネスコミュニティの構築・育成が目的です。そのなかで宇宙天気プロジェクトが立ち上がりました。宇宙天気インタープリターや宇宙天気キャスターが活躍する世界を切り開くのが役割です。


宇宙天気キャスターの構想

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地上の天気予報のフォーマットを利用して分かりやすく情報発信するそれが宇宙天気キャスターの役割です。プロトン、デリンジャー現象・・・など一般の人にはまったく理解できない言葉を「GPS影響」とか身近に感じられる、何が起きるのか理解できる形で表現を変えてゆく試みを行っています。

宇宙天気インタープリター構想

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衛星運用、法律、政策・SDGs、医療など宇宙天気をそれぞれの分野の専門家に認識されてゆくようにいろんな専門家が様々な角度から取り組んでいます。専門家の言葉をそれぞれの立場から翻訳して伝えることに取り組んでいます。

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宇宙天気のアウトリーチ

ABLabですら宇宙天気は48%の認知率。そして8割の人がそのニーズを感じていない。そのための啓もう活動をしています。「ゼロからわかる宇宙天気」というイベントや「宇宙天気のキャラクター化」に取り組んでいます。

いま、プロジェクトロケットガールズの宇宙天気バージョンを考えています。擬人化・具体化して普及を狙っているのですが・・・やりすぎて一般の人にひかれないように注意ですね・・・

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漫画にもチャレンジしています

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2025年ごろには宇宙天気に関する技術の壁をなくしてゆく。研究と技術の間には専門性と機密の壁という2つの死の谷があって、それを解決するためには宇宙天気インタープリターやキャスターが重要と考えています。

宇宙天気キャスタやインタープリターを目指す人募集中です

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 「「脱 教育」x「超 教育」= 「啓育」」 長谷川 博彰(創慧研究所代表、静岡大客員教授


「脱 教育」x「超 教育」= 「啓育」・・・中学校から北海道の人だそうです。

長谷川さんは2000年から創慧研究所を運営しています。インテリジェンスマイニングの研究をしています。いまは静岡大学と共同研究をしています。二年前に啓育に出会いました。コロナで社会が転換期になっている今のテーマ。教育というものの本質的なものをとらえているという事です。

戦後の教育とそれまでの教育

GHQの目論見もあり日本の教育は戦争を挟んで大きく変わった・・・

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今の社会は不道徳、不条理、不倫理が多いという声がありますが、これは教育に原因があるのではと考えています。

一方的に教える「教育」という仕組みが時代遅れになっていて「教育する」というアプローチでは問題解決にならない。明るい未来が見えてこないとのことです。

教えない学校、教えない学校、教えない企業内教育・・・教えられるをやめる・・・・これが大事になってゆきます。

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今年コロナの影響で休校になって減少したワード、増加したワード。減少したのは「教育」、増加したのは「学ぶ」とか「学び」・・・・学ぶ人が主役になってきています・・・これは本質が浮かび上がる。「啓育」という事ににつながっています。  教育を超えて啓育です。

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今は、毎週木曜日に啓育の勉強会をZoomでやっています。アフターコロナは谷を越えてマスコミなどでは元に戻るイメージがあったりしますが、コロナショックは今後の世界が変わるチャンスです。

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教えられるのではなく自ら学ぶ トップダウンからボトムアップ

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道場、師匠、相撲部屋、職人、守破離・・・人を育てる

解決するにはコトバから変えよう 教育→啓育

自分で考えて行動できる人を探し出すノウハウ

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たとえばゲームを作ることを通して・・・必要に迫られるいろいろなことを学んでいく・・・学科から入るのではなく・・・必要性から入って自ら学ぶのが大事です。




ヒューマンネットワーク高専(HNK) とは?

https://www.allkosen.org/

全国高専のOBOG、在学生、高専関係者およびHNKの活動に賛同される一般社会人のみなさまで構成されています。会員相互のコミュニケーションを図り、技術立国日本の発展に寄与することを目的とする


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