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【爆速レポート】20社の改善事例に基づいた「DXプロジェクト 停滞脱出方法」~RPA Community特別イベント #RPALT

今日は勉強会イベントダブルヘッダーなのですが、まずはRPA Communityのイベントに参加です。16時開催ということで仕事を早々に終わらせての参加です。今回のテーマは「DXプロジェクト」そして「停滞からの脱出」です。RPAに限らず、いろんなところで応用できそうなテーマです。しかもセミナー講師は株式会社コミュカルの技術顧問であるイシイカツヤさんです。


動画です

オープニング:RPACommunityからの最新情報

オープニングは主催のMitzさんからです。業務時間中のせいかおとなしめのスタートです。今日は特別イベントで支部関係のイベントではありません。

今日の参加者アンケートです
※「参加場所」のところは「DXの進捗度」です。
けっこう「進んでる」との回答の参加者が多いです。
(画面をクリックするとPowerBIのリンクに飛びます)


DXプロジェクト 停滞脱出方法、自社の情報分析・問題点の整理:イシイさん

早速、イシイさんのセミナーです。

テーマを見たら「第1回」
・・・シリーズ化されるみたいです!!(超期待)

最初はイシイさんの自己紹介
講演や雑誌記事も多く、いままで20社以上の相談支援も行ってきています。



本日はイシイさんがコミュカルとして実施する「個別相談・個別支援(ミニ)」~なんとイベント参加者には特典として無料だそうです~からエッセンスを紹介します。

CAPTER1.ステータス診断

なんと「停滞脱出方法10選」が示されました

停滞脱出法10選

そこから停滞している事象を例に挙げ、それぞれに対してどの「停滞脱出方法」が効くのかを整理しての紹介しました。


停滞の事象と停滞脱出法の例


CAPTER2.停滞脱出法10選

そこから前述の「停滞脱出法10選」からおおまかな内容が紹介されました。

停滞脱出方法10選(上)
停滞脱出方法10選(下)


CAPTER3.今日のピックアップ

そこから今日はいくつかの停滞脱出法に関して具体的な方法についての解説です。
(詳細は動画公開をお待ちください)

4.組織の形態と推進力の関係を知る

まずはDX推進、というかRPA推進の組織としての推進タイプです。個々の部門が自力でRPAを導入する「店内調理」型と、特定の専任部署やメンバーが集中して導入推進を行う「セントラルキッチン」型です。

「店内調理型」と「セントラルキッチン型」

「店内調理型」は現場自らが改革を推進するというDXの理想形に近い形ですがブラックボックス化してしまったり、改革の範囲が部門内に限定されがちという欠点もあります。「セントラルキッチン型」は現場が自らという形にはなりませんが、成功をつかむのが速く、また要員の育成やノウハウの共有が比較的簡単になります。とりあえずはやく効果が欲しい場合はこちらのパターンとなります。

もうひとつモチベーションに関するお話もありました。

人には定型業務が好きな「コツコツ派」と新しいものが好きで同じことをするのが嫌いな「イケイケ派」がいます。推進の中でこれらの人たちを適材適所で活用していくことも推進のポイントになります。


5.開発工数の適正化方法

次は5番目の「開発工数の適正化方法」についての解説です。
開発工数の中でつくりすぎてしまって工数がかかりがちな「ドキュメント作成」についてのポイントです。ここでは「ミニマムドキュメントセット」というものが紹介されました。
必要最低限のドキュメントをシンプルにスプレッドシート1本にまとめたものです。

ミニマムドキュメントセットの概要

ドキュメントを作る工数は自動化のターゲットを拡大するとき(例えば年300時間の自動化ターゲットを50時間程度まで拡大する)には非常に重要になります。改善により自動化される工数が少なくても耐えられるレベルまでドキュメント作成工数を下げる必要があります。

自動化の目標レベル

具体的に紹介されたのは、書くとめんどうな「業務フロー」です。専用ツールが必要だったり、プロセスの入れ替えなどの際は修正工数が大きかったりするので、このドキュメントの作成や維持工数は見逃せません

業務フローの課題

それをスイムレーン(業務フローシート)という図を使わない箇条書きと簡単なメモでのみ書き表せる方法にすれば機能を損なうことなく作成工数を削減できるという紹介でした。

スイムレーン(フローシート)


1.成果の算出方法について知る

最後の紹介は「成果の算出」です。単純にRPA開発にかかったコストを年間コストと比較してしまうと「効果が薄い」と判断してしまいがちです。

実際の効果の例

しかし作ったロボットはたいていは数年使い続けるのが通常なので、単年度の比較ではなく継続的効果も考慮に入れる必要があります。開発コストを無形固定資産(償却期間でコストを分割計上)するのが理想ですが、それができなくても同じ考え方で計算しておくことが大事という話でした。

投資対効果の比較の例


CAPTER4.特典内容

最後はあらためての今回のイベントの特典についてです。
イベント中に提示された申し込みフォームから申し込むとなんと無料で2~3時間の相談・支援を2~3回程度を行ってくれるそうです。
登録しても売り込みメールは来ないそうなので安心して申し込んでくださいとのことです。
相談結果は事例やノウハウの有効性確認に使うとのことです

個別相談・個別支援の内容

クロージング

セミナー終了後はいくつかQ&Aの回答がありました。
イシイさんのお話の中で出た利用するRPAなどのプロダクトを変更するときに既存のロボットを書き換えるべきか、そうでないかのお話しなどがされました。質問には別途回答してくれるとのことです。



RPA Communityとしても新しいタイプの取り組みですね。
次回も続くようなので楽しみです。
スイムレーンは使えそうなのでどっかのプロジェクトでやってみたいと思います。


資料公開されました


<RPA Community>

RPAをベースに情報共有・学ぶ事が主な目的ですが、RPAツールだけに捕らわれず、全てのITツール・IT技術を活用し、業務改善や働き方改革に繋がる事を意識した楽しい学び交流の場を全国各地に提供しています。
様々な情報・技、課題・悩み、改善手法・対応方法等を皆で共有し、企業のためでも、特定の個人のためでもなく、全国各地・参加者の皆様全員にとって一番良い「働き方改革」その先にある「幸せ」に繋がる事を目標としています。

RPACommunityは特定企業の所有物ではなく、参加者と主催運営メンバー全員が共に楽しみ、学び、成長し、そして各々のビジネス・業務改善に繋げていく場です。ご意見・アイデアなど積極的にご提案ください。


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