技術書典15オフライン開催にサークルメンバーとして参加してきた!!
今日(2023年11月12日)は参加しているRPACommunityの一員として池袋サンシャインシティ 展示ホールDで行われた技術書典15にサークルメンバー(簡単に言うと売り子)として参加してきたので、その報告をしたいと思います。
技術書典15って?
技術書典はITなどのエンジニアリングに関した同人誌の即売会です。技術書籍オンリーのコミケ的イベントというとわかりやすいかもしれません。アレな内容の本は全くありません。
2016年からだいたい年2回位のペースで再開され、場所を池袋に移し、コロナ以降オンラインに変わった時期もありましたが、現在はオンライン、オフライン併用で開催されています。
今回は前回から参加し始めたRPACommunityのメンバーとして、記事の執筆や構成をしましたが、オフライン開催の当日のサークルメンバーとしても参加しました。いままで買う側としては参加したことがあったのですが、サークル側の参加としては初めての体験です。
いざ開催準備
当日は朝早く起きて、差し入れのお菓子などを途中で買ってから、少し余裕を持って会場に向かいました。ちょっと小雨でしたが傘をさすほどではなかったので良かったです。
池袋駅から向かってサンシャインシティに入り、ひたすらまだお店は殆ど開いていないので、寂しい雰囲気の通路を進んで会場に向かいます。突き当たった先が会場のある展示ホールです。
エスカレーターを登ってまだ開いていない会場の横の長い通路を通って、会場入口に向かいました。早い時間でしたが入り口にはすでに他のサークルの人達がすでに並んでいました。みなさんすごい気合です。
時間になっていよいよ入場です。入ってすぐの運営事務局の横を抜けて、自分たちのブースに向かいました。まだほとんど誰もいない会場はとても広く感じました。
サークルのブースは会議机1つにパイプ椅子が2つというのが基本。そこに持ち込んだ書籍などを並べます。
持ち込んだのは「現場で使える自動化入門Vol2」と「ライトニングトークがうまくなる本」の2冊で、それぞれ100冊持ち込んでいます。これを山積みにして、その前に手にとって読んでもらう用の見本をスタンドに立てかけました。
だいたい準備ができたら運営の人にチェックしてもらいます。技術書典は安心して技術書の売買をするために運営がきっちりしていて、売る本も、売る人も申請があったものだけです。勝手に適当な本を売るのもダメですし、客として入った人が売り子になることもダメです。ちなみにブースの外の通路で声をかけるのもNGです。
そしていよいよ戦闘開始
そしていよいよ開始の時間、11時がやってきました。運営の宣言とともに拍手が上がり、たくさんの人が入場してきました。自分たちのブースは入口近くで、入口側に向かっていたのでその様子がはっきりと見えました。
入口に近いせいもあって、(生成AIでつくったかわいい女の子の表紙が目についたのか)たくさんの人が本を手に取ってもらいました。最初は1冊づつだった見本の本を2冊にしても足りないくらいでした。
こちらの本をちらりと観ながら通路を歩く人に声をかけながら、見本の本を手にとってもらいます。基本的に自分たちの本の中身のことを誰も知らないので、まずは手にとって読んでもらうことが大事です。買ってもらうときには専用の後払いアプリで決済していきます。たしかに現金よりも簡単に処理することが出来て便利な仕組みです。(でも、買い過ぎそう)
1〜2時間位して慣れて熟練度が上がってくると、通る人の視線や表彰を見ながら、時には見本の本をそっと渡したりできるようになってきます。
人間の成長はすごいもんです。
午前中は手にとってくれる確率も、そこから実際に買っていただける確率もかなり高いのですが、夕方近くなると、疲れてしまったのか、すでに予算を使い尽くしてしまったのか、だんだん動きは鈍くなっていきます。
中に入って感じたこと
サークルメンバーとしてブースの中に入ってしか見えない景色があります。
まずは、大事なのは読んでくれただけで「ありがとうございます」です。買っていただけなくても自分たちのサークルの本に興味を持ってもらうことがとても嬉しい感覚になります。相手への配慮以上に心から湧き上がる「ありがとう」ですね。これは単に売るのではなく、自分たちで作って売るということも関係していると思います。
そして、通る人の表情です。単に参加したのと違って他の人達の顔を正面から見ることになります。興味がありそうだけど警戒しながら通り過ぎる人、ブースの前に人がいるのでなかなか覗けないという表情の人、全く興味なさそうに通り過ぎる人、通り過ぎてから何かがひっかかって、こっちを見る人・・・・沢山の人の顔を見ることが出来ました。これだけでも勉強です。
そして、今回気がついたのは、けっこう笑顔の人が多いということ。それも家族団らん的な笑顔という感じではなく、なにか興味の対象を見つけたとか、楽しい場所に自分は来たという・・・なんだか湧き上がるような顔・・・目は真剣だけど口元が緩んでいたり・・・そんな表情の人をたくさん見かけました。見ている方もちょっとうれしい感じです。
イベント終了
さすがに終了前の16時になると、全体的に終了モードになってきます。なかなか見本の本を手に取る人も少なくなってきて・・・・そこで終了の17時を迎えました。
ありがたいことに2冊とも最後までたくさん売れました。特に「ライトニングトークがうまくなる本」はほぼ完売近くまで売り切ることが出来ました。ほぼ6時間、立ちっぱなしで売ってきたので疲労感もいっぱいでしたが、なんだかよくわからないやりきった感もありました。
そこからは一気に撤収モード。残った本などの荷物をまとめます。ゴミは会場で処分してもらえるので、所定の場所に持っていくだけで済みます。これはけっこうありがたい。ゴミ袋を持ったまま打ち上げはチョット厳しいですからね。
そのあとは今回、連携して活動したサークルメンバーも集合して記念撮影をして、打ち上げになりました。それぞれやりきった感があって、いい感じの打ち上げになりました。
最後に参加した皆さん。そして購入された方々に熱い感謝です。
あるがとうございました
いやぁ祭りは中で見たほうが絶対に楽しいですね