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【イベントレポ】IoT縛りの勉強会! IoTLT vol.90 @秋葉原+YouTube

今回は2022年8月16日に開催されたIoTLTの90回目のイベントをレポートします。今回はキャンプIoTLT Vol4との併催でとのことで、あのアキバの半屋外でのオフライン+Youtubeでのオンラインの構成で開催されましたのでYoutube動画をもとにレポートしたいと思います。

<動画はこちら>

オープニング

秋葉原の会場のオープニング前

今回のファシは野良ハックとIoTLT放送部の北崎(ざっきー)さん。
まずはキャンプIoTLTのふりかえりから入ります。Vol0からのコロナと天候に苦しめられた過去4回をふりかえります。そして今回はVol1を実施した「秋葉原の高架下キャンプ練習場」(8/13〜24の期間限定)での開催です。

秋葉原高架下キャンプ練習場

キャンプIoTLTは、ななみんさんの格言「電源とWiFi環境さえあれば、ほぼ家」という言葉からスタートしました、今回も電源はポータブル電源を持ち込んでいます。

DAISOハックVol2:北崎さん(0:08:25〜)

Vol1は300円のランタンを色が変わるゲーミング仕様にしました。

Vol1のゲーミングランタン

今回は500円のソーラーセンサーライトをハックしてLINE Beacon化しました。人感センサーで点灯する際の電力を利用してMicro:bitを使ってライトを付けつつBeaconで通知するものを作りました。

<資料です>


MYキャンプ場の開発進捗:しおげんさん(0:14:45)

LT2番手は会場にいるIoTセンシングサービス「ウェビオ」をやっているピクスー株式会社のしおげんさん。

今回のLTはプライベートで千葉県いすみ市に山林を買って自分のキャンプ場を作っている話でした。
IoT以前にライフラインの確保やゴミの片づけからはじめているそうです。かなり過酷とのことです。

小屋への配線

2年かかって道路、電気、上水道まで整備できたので、秘密基地建設までのこりを整備するとのことでした。

キャンプができるようになった

キャンプ場で「IoT冷蔵庫」は”使える”のか:ななみんさん(0:22:00〜)

3番手はリモート参加のななみんさん。なにやら濃厚接触者になってしまったそうで、いつもの中庭からのLTです。こんど引っ越してスマートハウスにチャレンジするそうです。

購入したベルチェ冷却キット

日本酒を冷やすためのIoT冷蔵庫作成の続編です。暑い夏の間日本酒の保存に適した10℃の温度で保存するために構造が簡単なベルチェ端子を使った発泡スチロールの冷蔵庫をスマートプラグとObnizを使ってIoT化したお話でした。

冷却ユニットのIoT化

その結果、30分の冷却で庫内温度をマイナス8度下げられる冷蔵庫が出来ました。

飛び入りLT:スズキヒデオさん(0:33:20〜)

次は会場からの参加で資料なしのスピーチでのLTです。
カラス避けにいろいろ試した結果、天敵であるオオタカの平面画像を印刷した立体視シートを吊るすのが効果があるとわかり、今回は蚊の天敵であるオニヤンマの画像を印刷した立体視シートをテントの周囲に吊るして効果を検証をした話でした。

北崎さんの手にあるのがオニヤンマの画像が書かれたシート

LT時点で2時間経過していますが、蚊はまだ来ていないそうです。かなり効果はありそうです。今後は狼の画像で鹿とか猿を駆除してみたいそうです。


・・・ここからIoTLTにバトンタッチで、のびすけさんからのコミュニティ説明でした。

キャンプだからマイコンは電池駆動!:勝純一さん(0:40:30〜)

IoTLTにバトンタッチしてからのLT第一弾はウフルの勝さん。キャンプで使うならマイコンは電池駆動・・・ということで単三電池2個でどれだけ長く動かせるかを試行錯誤した話でした。

キャンプで考えられる電池の種類

CPUのクロック数を落としてみたり、処理が終わったらスリープするようにしたり、起動回数を減らしたり、電気を使うLEDやWiFiの仕様を避けたり・・・と様々な試行錯誤をした結果、WiFi使用でも1周間、LoRaWAN使用だと1ヶ月以上も持つまでになったそうです。

電池駆動の結果


<資料>
こちら(GoogleDrive)

記事もあります


M5ABC:ikeuchiさん(0:48:45〜)

次のLTはikeuchiさん。「M5StackとLEGOがあればなんでもつくれる」ということで「テーマを決めてたくさんつくる」とチャレンジしたものを紹介されていました。

A B C をテーマに作る

テーマはABC・・・・Aからはじまるもの、Bからはじまるもの、Cからはじまるものを作ることにしたそうです。

「りんご(Apple)落としゲーム」「自動開閉本(Book)」「イタイカニー(Crab)」・・と愉快な作品を紹介されていました。

<資料はこちらです>


セミ取り名人:airpocketさん(0:55:55〜)

次はIoTLT登壇3回めのairpocketさん。タイトルは積みボード崩しの第2弾「セミ捕り名人」です。Maiker Fairで衝動買いして積みボードなっていたMaix Bitと6+1microphone arrayを使って音をキャッチして鳴いているセミの居場所を画像で表示する装置の紹介でした。

映像をみると本当にセミの居場所が画面上に表示されています。

セミの居場所が表示される

Protopediaで紹介されています。しくみの説明も詳しく載っています。

もともとはマイクアレイの実証実験として目的なく作ったのでしたが、作って公開してみると片耳が聞こえない人から「こんな機会が欲しかった」とか甥っ子から「これでセミ捕りできる」とアイデアをもらい改名したそうです。
やはり出してみるといろんな現場から使い道が出てきますね。
アウトプットが大事というお話でした

<資料です>


え?キャンプ?みんなで「肉」を焼こうぜ!:morita&iongtailさん(1:02:50〜)

次はmotitaさんとlongtailさんの2人組MORINAGAさんの発表です。今回の発表はobniz × 肉焼きがテーマです。さらに音楽とTwitterをつけた作品が紹介されました

肉焼きの構成

実際に動くところまではいろいろ苦労したそうです。

苦労した話

今後は見た目や音楽を強化して実際に肉を焼くのにチャレンジするそうです。

M5Station-BATを軽く試してみた:豊田陽介さん(1:10:30〜)

次は豊田さんのLT。今回は最近M5Stack社から発売された工業用プラットフォーム「M5Station-BAT」を試した話です。

WiFi/Bluetoothデュアルモードで1.14IOSディスプレイ、USB-Aなどが搭載されたM5Stationとしては電源供給のちがいで485とBATの2種類が販売されています。

Grove互換のポートが3種✕2

ファームウェアの供給がイベント開始1時間前だったので、ギリギリでプログラムを投入して動かしたデモを紹介してくれました。

デモの様子

<資料です>


BBQシンセサイザー:まつしたさん(1:18:30〜)

次はキャンプIoTLTの現場に戻ってまつしたさんのBBQシンセサイザーの実演です。

BBQシンセサイザーの実演

金串と金網の間の肉の抵抗値で音を変化させて音を奏でる楽しそうなBBQシンセサイザーの実演が行われました。

某大学でIoT的な授業やってる話:のびすけさん(1:21:30〜)

トリはいつものプロトアウトスタジオのびすけさん。ホテルの部屋からの登壇です。
5年位前からやっている某大学でハードウェアプロトタイピングの授業についての紹介でした。

のびすけさんの資料

ここ最近はObnizとLineボットでつくる流れで安定してきましたが最初の頃はデバイスも定まらず、PCの環境でインストールできない・・・などでも苦労したそうです。

<資料です>


クロージング

最後にこれからも続く秋葉原の会場の様子が映し出されながらでした

秋葉原会場の様子



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