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口だけのDXにはウンザリ!現場の声にベンダー企業が答える!(DIGITAL WORLD ONLINE 2021WINTER)のレポート

2021年2月17日から18日にかけての2日間で開催されたRPA BANKさん主催のイベントDIGITAL WORLD ONLINE 2021WINTERの2日目14:30から15:10の枠で行われたRPA Community枠「口だけのDXにはウンザリ!現場の声にベンダー企業が答える!」についてまとめてみます。

動画はこちら



今回のテーマはDXです。以下の5社の方々が回答します。

AI Inside株式会社 幸田さん(AII)

NTTアドバンステクノロジ株式会社 都築さん(NTTAT)

株式会社NTTデータ 万月さん(NTTD)

オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 佐野さん(AAJ)

パーソルプロセス&テクノロジ株式会社 小野田さん(P)

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ファシリテーターはRPACommunityMitzさんです。今日はDXというテーマで各ベンダーさんにコミュニティメンバーから集めた質問を行います。質問は8つの予定・・・・果たして40分に収まるのか・・・・

テーマ1:DXを一言で言ったら何ですか?

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(AII)個人的に思うのは何かを導入するという事ではなくて「働く」とか「生活」とかを良くするいち手段

(NTTAT)いままでの常識にとらわれることなく、ITの技術を使って楽して結果を出すために少し努力をしていくこと

(NTTD)デジタル化を通してイノベーションを起こし続ける組織

(AAJ)デジタル時代に勝ち残り続ける企業体質を獲得・石するための組織的な構造・・・・企業体質が勝ち残りのために変わっていく事が大事

(P)人がテクノロジーを使いこなして幸せになる事

テーマ2:DX、IT、RPA・・・どう捉えればいいねん?

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(NTTAT)当面は必要だと思います。IT化進んできても紙や手作業がのこってたりします。これがDXが進んでいくと随分なくなってくると思います。

(NTTD)ロボットというイメージしやすい概念に落とし込んだことが理解を得られた都いう事につながったのかなと思っています。後半については同意です。究極の姿には不要ですが、そこに向かうプロセスとして必要かと思っています。

(AAJ)RPA・DXと従来のITかとの違いが分かりにくいと言事があります。それぞれオーバーラップしていますがDXが最も広い概念です。

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(P)わかりやすい名前によって皆さんの注目して進んでいくのは悪くない事。テクノロジーという事ではなくて人が仕事を変えるというプロセスだと思っています。

(AII)究極は不要だと思っています。目的と手段なので・・・何を実現したいかによって必要な手段であれば利用すればいい・・という選択肢だと思います。

テーマ3:あんたの会社でどんなDXを実現したん?

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(NTTD)後者のほうで答えると、定量的な目標を置くことが必要だと思います

(AAJ)前者のほうの回答です。人の行動様式の変化・・・これが伴わないとDXに値しないと思います。

(P)あくまで人軸にこだわりたいです。「覚悟」です。

(AII)最近やったのはアシスタントさんがやっていた営業系の入力業務自自動化を実現しました。いちばん何が必要だったかというと、課題を感じた人がまずやってみる事が大事で、大きなことを描きすぎると何からやったら良いのかわからなくなってしまうというところに落ちがちです

(NTTAT)身近な処ではTeams入れてメール激減しました。あとペーパレスは本格的に推進しました。今はプリンタの前に立ったことが無いです。大事な事はトップの理解と覚悟と現場の想いです。


テーマ4:DX・・・・壁があるよね!!

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(AAJ)このテーマはものすごく想いがあります。誠意を持ってそういう人たちの意見に耳を傾ける・・・その中から自分たちに足りていなかった視点を取り入れていくのか・・・一番いけないのは対立姿勢です。

(P)私も一晩語りたいです。その方を否定しないことが大事。解決策はあると思います・・・どろくさく

(AII)草の根活動を地道にしていく・・・ちょっとずつそういうものがあるよとか地道に活動をしていく事かなと思っています

(NTTAT)無理に振り向かせない。反発になってしまうと思います。良いことを少しずつ伝えていく事、両手を広げて受け止めていく事です。

(NTTD)理解か不安の払拭することが大事です 社長が全部署に説明会を開いて目的からていねいに説明して成功した事例もあります。

テーマ5:お客さんとDX

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(P)伴走するものです。寄り添う

(AII)一緒に考えていくもの。ベンダー側はアイデアや事例を持って歩いていくものと考えています

(NTTAT)ともに進めるものだと思います。ベンダー側の熱量だけでは実現するものではありません。お客様とベンダーが熱い思いを持って一緒にやれたらなと思っています。

(NTTD)後者だと思っています。DXの本質はお客様が変わる事でそれを支えるのが使命だと思っています。

(AAJ)手伝うものでしかないですが突き放すものではなくコーチング的なアプローチを取っています。ベンダー・代理店から見たらやってあげたほうが儲かりますが、変革は当事者の中でしか起きないので、お仕着せで起こることはあり得ないです

テーマ6:これどう思う?!

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(AII)背景がわからないので何とも言えませんが、セールストーク的に言っているのならもう少し課題の掘り下げが必要だと思います。

(NTTAT)現実的に全くわからない人にキャッチ―に言うのはもしかしたらありかもしれませんが、全員が全員納得はないのかなと思います。DXはまずは簡単な事から始めるのかなと思います。

(NTTD)DXという概念は広くて、一つの製品を売って「これがDXです」と言えることはほとんど無いと思っています。DXってなにでこの製品がお客さんの仕事をどう変えるのかを繫げて語れるのならば無責任にはならないのかと思います。ベンダーは責任をもって言葉を作るのかなと思います。

(AAJ)上手なセールスではないですね。それはそれで自分達が何がしたくて話を聞いているのかを示して具体的な質問を投げ返すのが対処法です

(P)セールスを受ける側がどうなりたいのか、その先どうなりたいのかを持っていると揺るがない、そんなセールスは返せるかなと思います。

テーマ7:他社サービスでうらやましいことってある?

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(NTTAT)売る側の目線ですが、きちんと自分たちの魅力をお伝えできているサービスは素晴らしいなと思います。AI-Insideさんなんかはセミナーを頻繁に実施されていていいなぁと思います。

(NTTD)TableauのようなBIツールっていいなぁと思います。手短な操作でビジュアル的に見せられる・・・よりインパクトが見せられるのは広げやすくなるなぁと感じています

(AAJ)RPAに関しては無いです。羨ましいというより適材適所であったものを使っていただければなぁと思っています。

(P)パーソル羨ましいなって言われるようになりたいです。どうパーソルらしさを極めて行けばと思います。

(AII)ツールって適材適所だと思っていますが、OCRはどちら方というとバックオフィスのほうなので売上に直接つながるようなサービスは面白いなと思います。

テーマ8:最後は定番 DX川柳です

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(NTTD)イノベーション つなぎ成果で 日々変える

(AAJ)川柳ではありませんが・・・辛いことを我慢しないと働いてはいけないという常識を変えたいです。一緒に楽しく幸せになるDXを進めていきましょう。

(P)川柳ではないです。働いて笑おう・・・があるはずでRPAもDXもその手段だと思っています。

(AII)川柳考えてきました  まずはやる いうは簡単 だが難し

ベンダーとしては社内を巻き込むために使っていただければと思います

(NTTAT)みなさん踏み出された方が多くなっていますが、次のステップをどうするか悩まれている方が多くなっていると感じてます

ウィズコロナ やる意味がある DX


さいご~どのテーマが一番困りましたか?言い足りない質問はありますか?

・・・川柳、他のテーマは商談でよく聞かれるものが多いです。

究極不要」というのはなかなか出なかったですね。

伴走というところは、お客様にも覚悟をもってやってもらっています。

営業として客様に行ったときにも壁がある?

→いままでは新しいものが好きな、動きが早い人達だけがやっていればよかったけど、これからはそうでないフェーズに入ってきている。壁になる人たちも巻き込んでいくような事が大事になる・・・いい質問だなと思いました。

→他の会社がどうですか?という質問も多いです。


壁の話・・・是非コミュニティでやりたいですね!!


<RPACommunity>

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