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プロフィール(中編)

榮前田慶太(エイマエダケイタ)と申します。
神奈川県藤沢市の江の島で税理士をしています。
↓こんな感じの海の見える事務所です。

前回のプロフィール(前編)の続きです

税理士試験

公認会計士試験に挫折して、税理士事務所で働きながら税理士試験を受けるという選択をしました。そのとき自分に課した制約は、
「学校に通わないこと」
自分を律して主体的に学ぶ姿勢を作れなくては試験に受かったところでその先がないと思っての決断でした。
ところが、本当は3年くらいで受かるつもりが結果的に8年がかりとなってしまいました。本末転倒。ダラダラと長丁場になってしまったことは言い訳できません。税理士試験は5科目合格が必要になりますが、3年で3科目合格したもののその後が続かず足止め状態。沼にハマっているような感覚でした。市販のテキストに限界を感じてTACの講座の問題集を使用した結果、なんとか官報合格(5科目合格)へたどり着きました。
もっと計画的に取り組むべきだったと反省しかありません…

税理士事務所

働いていたのは従業員が5人くらいで創業70年くらいの古くからの事務所。業界のご多分に漏れず人の入れ替わりが激しく、入社から1年経たずして自分が一番上の立場になるという異常事態。
仕事を教えてくれる上司もおらず、ひたすら自分で文献を当たったり税務署に問い合わせたり研修に行ったり税務署OBの方に教えてもらったり…がむしゃらに手探りで仕事を進めているうちに人の入れ替わりも落ち着き、安定した体制を整えることができました。

クライアントは法人がメインで社長一人の法人から売上高数百億円の法人まで幅広く担当をしました。売上高でいうと数億円規模の法人が多かったですね。地元の資産家のクライアントも多かったので不動産譲渡や相続など資産税の案件も少なからず経験させてもらいました。

税理士なのでまずは税金の話…となるかもしれませんが、税務や会計にとどまらず人事や組織、経営戦略など経営全体についてお話させてもらえるような社長が多く(税金の話を一切しないこともしばしば…)、それぞれの会社に深く関わらせてもらえて恵まれた環境でした。

様々な会社、経営者に出会った中でも特に印象に残ってる会社があります。借金を繰り返した結果、返済が行き詰まり事業を継続するかどうかというところまできてしまったある会社。
銀行から清算を迫られる中、決めきれずにいる社長に覚悟を決めてもらうために「そんなだったらもう会社潰しちゃいましょうか?」ときつく問いかけたのをよく覚えています。
事業は続けたいという会社としての総意を確認して、銀行には返済を1年間待ってもらえるように交渉し、経営状態の改善のための目標を設定して計画を起こしました。業務の可視化や目標管理を徹底しつつ、褒めたり発破をかけたりしながら会社と二人三脚で必死に経営改善に取り組みました。
「今月目標達成しましたー!」と会社から喜びの報告の電話がかかってきたこともありました(笑)
正常返済まで立て直すことに成功し、今では新たな目標に向かって進めるようになりました。
これが「会社が変わる」というのを目の当たりにしたケースでした。
この会社に出会ったことが私の税理士としての方向性を決めたかもしれません。

長くなってしまったので前後編に分けたつもりがさらに長くなってしまいそうなのでいったん切らせてもらって今回は中編になりました。
もうしばらくお付き合いいただければ幸いです。
(後編に続く)


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