何をやればいいのかわからない人のための新規事業に役立つフレームワーク
新規事業や起業のアイデアに悩む人へ、発想のフレームワークを2つ紹介します。
既存のものをかけ合わせるだけでも新しいアイデアは生まれるものです。
事業について考えるきっかけにしてもらえれば。
オズボーンのチェックリスト
新規事業のアイデアに悩むときに活用できるフレームワークとして、
オズボーンのチェックリストがあります。
製品やサービスについて、以下の9つの観点から考えてみることで新しいアイデアのタネが生まれます。
1.転用(Put to other uses):他に使いみちはないか?
「そのままで新しい使い方はないか?」
「改善、改良して使うことはできないか?」
2.応用(Adapt):他からアイデアが借りられないか?
「他でお手本にできるものはないか?」
「他に似ているものはないか?」
3.変更(Modify):変えてみたらどうなるか?
「色、デザイン、意味づけ、順番、形などを変えるとどうなるか?」
4.拡大(Maginify):大きくしてみたらどうなるか?
「より大きく、長く、強く、多くしたらどうなるか?」
「何か加えたらどうなるか?」
5.縮小(Minify):小さくしてみたらどうなるか?
「より小さく、短く、軽くしたらどうなるか?」
「何か減らしたらどうなるか?」
6.代用(Substitute):他のもので代用できないか?
「他の原材料、工程、場所に置き換えたらどうなるか?」
7.置換(Rearrange):入れ替えてみたらどうなるか?
「他のパターン、レイアウトに配置を変えたらどうなるか?」
「原因と結果を入れ替えたらどうなるか?」
8.逆転(Reverse):逆にしてみたらどうなるか?
「反対、後ろ向き、上下逆にしたらどうなるか?」
「役割を逆にしたらどうなるか?」
9.結合(Combine):組み合わせてみたらどうなるか?
「原材料、用途を合わせたらどうなるか?」
オズボーンのチェックリストの利用例
たとえば、ぼくはラーメンが好きなのでラーメン屋について考えてみます。
既にあるものばかりですが、発想の例として。
1.転用
→ラーメンのスープをそのまま使ったスープ豆腐
2.応用
→セルフうどん店(はなまるうどん)方式のラーメン屋
3.変更
→お酒とおつまみがメインで締めにラーメンが出るラーメン屋
4.拡大
→メガ盛りラーメン
5.縮小
→女性や子供向けのチビラーメン
6.代用
→全粒粉の麺を使ったヘルシーラーメン屋
7.置換
→昼は醤油ラーメン、夜は味噌ラーメンで別の店が一つの店舗で営業するラーメン屋
8.逆転
→材料が用意してあってお客さんが自分で調理するラーメン屋
9.結合
→味噌と豚骨を合わせて味噌豚骨ラーメン
ブルー・オーシャン戦略
また、ブルー・オーシャン戦略の戦略キャンバスにおける4つのアクションもオズボーンのチェックリストと重複する部分がありますが、発想のきっかけとして有効です。
4つのアクションとは、業界の標準と比べて、製品やサービスの要素を
「減らす」「取り除く」「増やす」「付け加える」ことで新しい価値を生み出す方法です。
シルク・ドゥ・ソレイユの例が有名ですね。
詳しくは下の『ブルー・オーシャン戦略』を読んでみてください。
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