英検との闘い
英語科の推薦入試を受ける為に、英検を受ける事に決めた訳だが、対策の仕方がイマイチわからなかった。
そんな私はとりあえず本屋に行き、"〇〇日で対策〜"という感じの本を買い、対策を始めた。英語をそれなりに一生懸命に勉強してきた訳だが、試験問題は難しく感じた。それでもとりあえず解き続けた。
そして迎えた一次試験当日。
同級生も同じ会場で3級を受けていた。
試験当日の事は緊張し過ぎて全く覚えていない。
そして時はあっという間に過ぎ、結果発表。
結果は不合格。
一緒に受けた同級生はその後の二次試験(口述試験)も合格。晴れて、英検3級ホルダーになった。
もう言葉にならないぐらい悔しかった。少しは泣いた。
ちなみに、その後の人生でも私は英検を受け続ける事になるのだが、私は恥ずかしながら、英検という試験で一度も1発で合格した事がない。
しかし、救いだった事がある。
そう、これはその年度の"第1回目"の試験。後1回チャンスがある。
"諦めてたまるか"
初めて火がついた。その後、より気合いを入れて勉強した。がむしゃらに…。机にかじりついた。
そんな私を神様は見捨てなかった。
2回目の正直で私も英検3級ホルダーの仲間入りを果たした。生まれて初めての資格取得でもあった。
その後、私は推薦入試のプラチナチケットを手に入れた。(受かる保証は一切無し!!!)
でもそれ以上に嬉しかったことがある。
それは両親が合格を喜んでくれた事。勉強で親を喜ばせる日が来るなんて…。何とも言えないこの快感。この話は県をも越えて祖父母にも届き、喜びの嵐を巻き起こした。
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