見出し画像

お店のハンドドリップは家のハンドドリップよりも少しだけ美味しくありたい。

最近家庭用の焙煎機も昔に比べて種類が豊富になってきています。

数年前にはサードウェーブの次のトレンドは自宅で焙煎だ!という記事もよく見かけたくらいで、(さすがにそこまでは定着してはいないものの)趣味の延長で自宅で焙煎してみたいと思っているかたは多いんだなと感じています。

写真の世界にはプロではないが素人とはかけ離れた腕前の"ハイアマチュア"と呼ばれる人たちがいますが、こういった自宅で焙煎しているコーヒーラバーはまさにコーヒー界のハイアマチュアですね。

僕も以前は家庭用の焙煎機を買って焙煎していました。

ちなみに実感として焙煎は家でやる方が断然難しいです。やっぱり店舗用のほうが機材・計器が整っていますからね。ただ家で焙煎するのって体験的な楽しさや制約のあるなかで追求していく面白さがあるので僕は好きでした。

お菓子を作るにもラテアートを作るにもやっぱり業務用のマシンは利点が多いなぁと思います。エスプレッソマシンも家庭用だと100vの制限があるのでスチームがちょっと弱かったりとか(もちろん家でやってました。)オーブンも業務用のほうが焼きムラがすくなかったりしますよね。

ただこれの例外がハンドドリップなんですよね。
カフェニルではharioのv60とペーパー・ドリップスケール・細口のケトルで淹れているのでもしかしたら西友で全部揃う可能性すらあります。

ある意味ハンドドリップってほとんど家庭と同じ土俵で戦ってるドリンクですよね。機械のアドバンテージを使えないので負けられない戦いです。お客さんに"自分で淹れたほうが美味しいな"とか思われたらショックすぎて夜も眠れないかも。笑

強いていうならコーヒーミル(グラインダー)はそれなりに価格差がありますが、ブリュワーズ日本チャンピオン兼ハンドドリップ日本チャンピオンの畠山さんが家庭用のナイスカットミル使って出展することもしばしばなので、数十万円するミルがないと美味しく淹れられないなんてことはありません。

でも焙煎してる立場からすると買ってくれたコーヒー豆をお店で飲むときと同じくらい美味しく淹れてくれたら嬉しいなぁという気持ちと、、相反する気持ちが同居しています。

"お店で飲んで美味しかったから買ったのに家で淹れたらそうでもない"とか思われたらそれも切ない。

なのでみんな家でもコーヒーを美味しく淹れられて、お店で飲むと更にちょっと美味しい!これくらいが理想です。

ということで焙煎も抽出も精進します。
また来週☺️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?